(現地滞在・生活事情):
生活事情 †
- ルール・マナー・常識・慣習
- 物価目安;
経済成長に従って値段が最近少々上がっている。特にアドリア海沿岸の地域はどんどん高くなっている。それでもヨーロッパの西側の国に比べると相当安い。
スーパーや市場などで食べ物は安いが、レストランはからり高い。
- ビジネスアワー;
- 官公庁・民間企業;
月−金の8:00〜16:00が一般的。
- 銀行;
月〜金7:00〜19:00。土8:00〜13:00、日曜は休みだが大都市では営業しているところもある。
- 商店;
一般の商店は、平日8:00〜20:00、土14:00か15:00まで、日曜、祝日は休みだが、夏場は日曜日も含め22:00まで営業の店も多い。大都市には24時間営業の店もある。
- レストラン;
開店時間は8:00〜12:00と町によってまちまち。夏季のシーズン中なら深夜まで営業している。
- チップ;
チップの習慣はないが、ホテルのポーターには荷物1個につきUS$ 1.00 相当が必要。
レストランでもお釣りの中から5〜10%程度の端数をきり上げるような金額を皿に残しておこう。
ツアーでバスドライバーやガイドには旅行会社が一括し払うということになっているが、現地の旅行会社に送金されているツアー料金の中から実際に本人のもとへは届いていない場合が多いので、感謝の気持ちを伝えたいなら、握手をするような格好で手渡すといい。
- 飲料水;
水質のいい地域だが、石灰分が多いためまずく感じる。水道の配管等の管理が十分でないため、旅行者は歯磨き・投薬以外はミネラルウオーターを引用した方がいい。
- トイレ事情;
公衆トイレの数は少なく、主要都市の大きな広場や公園に若干設けている程度。2Kn程度の使用料を払わねばならない。レストランやカフェでは無料で使えることが多い。
バスツアーの途中ではガソリンスタンドなどを利用することもある。全体に清潔だが、観光ルートから外れた地域では自動水洗ではなく、傍らの水を杓子で汲んで流すところもある。こういうところではトイレットペーパーのないところもある。
- 税金;
クロアチアでは商品の代金にPDVと呼ばれる付加価値税がかかっている。1つの店で一度に500Kn以上の買い物をした場合、専用の用紙をもらって記入し、出国時に税関で証印をもらって店に送れば、購入額の18%がクレジットカードに還付される。免税の取り扱いをする店で手続きをしてもらい、国際線の空港内で還付金を受け取ることもできるが、その場合は手数料を収受されるため購入額の14%しか還付されない。
店によってはこの手続きをしてくれないところも少なくないのであまり期待しない方がいい。
- 飲酒・喫煙;
飲酒、喫煙は18歳以上。
治安状況; †
ほかの中欧諸国に比べてはるかに治安はいい。ただし、貴重品を狙うスリや空港での荷物の置き引きをする外国人犯罪者による被害も起きている。
祝祭日: †
1月1日 元日
1月6日 公現祭(キリスト誕生が世に知られた日)
3・4月 イースター(キリスト復活祭)日・月曜日(年により異なる−3月21日以降の満月後の最初の日曜日)
3・4月 イースターマンデー(復活祭の翌日)
5月1日 メーデー
5・6月 聖体節(イースターより60日後 聖体の祝日 Tjelovo 、 移動祝日
6月22日 抵抗の日対ナチズム抵抗の日(現クロアチア共和国1991年独立の日)
6月25日 国家の日
8月5日 解放の日
8月15日 聖母被昇天祭
10月8日 独立記念日
11月1日 万聖節(諸聖人の日)
12月25日 クリスマス
12月26日 聖ステファノ殉教者の祝日
料理・食材; †
クロアチア料理は内陸部では肉料理、アドリア海沿岸ではシーフード料理が中心だ。
- チェヴァプチチ(Csevapcsicsi);
焼いたひき肉、トルコのケバブに由来する。
サラエボの名物で、ウインナソーセージくらいの大きさのハンバーグのようなもので、ナンのようなパンを半分にして10個ほど、オニオンスライスと一緒にいなり寿司のように押し込んで、ヨーグルトソースをかけて食べる。
- ブレク(Burek);
アドリア海沿岸ダルマチア地方では貝類の料理が多い。
対岸のイタリアの影響も受けているのでパスタ類も人気がある。
- チーズ入り、にんにくに焼いた小イカなどがある。
- ブロウデBrodet(ブイヤベース風の魚スープ)、
- シーフードリゾットRizoto od Plodova mora(魚介類の雑炊)、
- スカンピSkampi(車エビ)
- ロジャタRozata;ダルマチア風プディング
飲み物;
クロアチアはワインの産地で特に白ワインに上質なものが多い。
強い酒の種類がある。
- Rakija(ラキヤ)、ljivovica(シュルイエヴォヴィツァ); ブドウまたは梅から作られているアルコール度の強い酒。他のバルカンの諸国にもある
- マラスキノ(Maraschino)
- クロアチア製のチェリー・リキュール
ショッピング; †
- ネクタイ;
クロアチアはネクタイ発祥の地。
イギリス以外のほとんどのヨーロッパの言葉でネクタイは"クラヴァト"と呼ばれている~が、これはクロアチア人を意味するクロアトに由来する。
ザグレブには、クラヴァトの本家としてネクタイメーカーポトマック社が
"CROATA" ブランドでネクタイとスカーフを製造販売販売している。
クロアチア各地にクラヴァトブランドの ネクタイを売っている。
ここでも高級ブランドのため決して安くはない。ネクタイスカーフとも¥10,000以上する。
- シャープペン;
1906年にクロアチア人のペンカラ氏が発明したもの。
当時オーストリア・ハンガリー帝国の版図にあったザグレブには、ヨーロッパでも有数のペン製造工場があった。
ペンカラ氏の子息は今でもクロアチアで元気に暮らしており、PENKALA商標の保持者でもある。
そのほか、レースや刺繍、レザー製品、セラミック、ハーブ入りブランデー
スポーツ: †
- サッカー;
最も人気のあるスポーツ。~
クロアチアには12のチームによるリーグがある。
これらのチームはヨーロッパカップにも出場している。
クロアチア出身の優秀な選手がヨーロッパ各地のクラブチームで活躍しているので、ナショナルチームを結成してワールドカップに臨むときには本領を発揮する。
98年のフランスで行われたFIFAのワールドカップでは日本と対戦し、勝ち上がって3位という成績を残した。