カナダ

ショッピング

カナダはもっぱら自然を楽しむ旅になるので、ショッピング目当てのツアー客はあまりいない。とはいえ、それぞれの観光地で、ゆかりの品や特産品を買うことになる。もちろん東部と西海岸ではおみやげも異なってくる。

スモーク・サーモン

今や日本でもスモーク・サーモンは珍しいものではなくなったが、カナダ、特にバンクーバーあたりでは定番のおみやげとなっている。
サーモンの種類はいくつかあるが、脂がのりすぎていたり、塩気が足りなかったりで、日本人の口にはあまり合わないかもしれない。
みやげもの店では切り身を真空パックされたものが売られているが、冷蔵しなければならないので、旅行中の早い時期に買うと取り扱いが面倒なので、帰国の際にバンクーバーの空港で買うのが無難。バンクーバー市内の専門店では、保冷容器に入れて出発日の早朝にホテルまで届けてくれるところもある。
他に海産物では、イクラ、数の子昆布などが旅行客向けによく売られている。

メープル・シロップ

東部のみやげの代表はメープルシロップ。収穫された時期によって味や濃さが異なり、等級がある。メープル・シロップを使った食品は、メープル・ティー、メープル・シュガー、メープル・バターなどいろいろある。こういった加工品の類は、味より可愛らしい容器や包装のものが喜ばれるようだ。

カウチン・セーター

先住民のセリッシュ族の一部族で、バンクーバー島に居住するカウチン族が、民話や神にまつわる模様を編んだのが発祥。羊毛の油脂を残したまま紡いだ毛糸を使い、水を加えて編む。毛糸が乾くと編み目が詰まり、保温性の高い衣料となる。胸にボタンやジッパーの付いていないプルオーバーが正式なスタイル。
本物のカウチン・セーターかどうかはともかく、観光地のみやげもの店の一角にたいていセーターが吊るしてある。安価なものは品質はやはりそれなり。せっかく買うならばしっかりとした品質のものを選びたい。

その他のみやげ