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[[台湾]]

***台湾コーヒー [#h5a6f199]
台湾といえば「烏龍茶」の一大産地というイメージが強いが、実は台湾では古くからコーヒーの栽培も盛んだった。~
その歴史は古く、17世紀にオランダ人によってコーヒーの苗木を持ち込まれた。~
東インド会社から清国に届いたコーヒーの苗木を台湾最南端の屏東県恒春の山林地帯に植えたのが、台湾コーヒーの始まりといわれている。~
その後、日本統治時代の1910年に台湾総督府がコーヒー栽培に着手し、大規模なコーヒー農園と工場を台湾各地に設立し、日本向けに生産輸出を始めた。~
特に、台湾西南部に位置する雲林県古坑のコーヒーは、独特の深みとコク、甘味があり、酸味が少ない良質の豆ができるということで、昭和天皇にも献上された。~
しかし、1945年の終戦から1950年代にかけて、内需の伸び悩みやコスト高に押されてしまいほとんどの農家が栽培をしなくなり、コーヒー産業は衰退。忘れられた存在になっていた。 ~
ところが、1998年に海外の大手コーヒーチェーンが台湾に進出したことでコーヒーブームとなり、コーヒーショップが続々登場し、コーヒー通の間で、台湾コーヒーへの関心度が高まり始った。~
台湾コーヒーは、生産量が少ないことから「幻のコーヒー」ともいわれている。~
南米と違い、高温多湿の台湾の環境で育った台湾コーヒーは苦みや酸味が少なく、香り豊かで奥深く、ほんのりとした甘味が口中に残るのが特徴。~
そんな幻のコーヒーは台北市内のこだわりカフェでも見かけるようになった。~
台湾コーヒーは本来のおいしさを味わうために、ブラックで飲むのがいいとされる。~
店によってはコーヒー豆を扱っているところもあるので、新しい台湾土産にすることもできる。 ~
台湾コーヒーのふるさとと呼ばれる雲林県古坑郷の山間部にはコーヒー農園が点在している。~
なかでも広大な敷地を有する華山コーヒーレジャー風景区は、高台にあり見晴らしが良く台湾中西部の彰化や雲林などの平原を眺めることができるため、オープンエアの店で台湾コーヒーを味わいながら、絶好の風景を楽しめるレジャースポットとなっている。~
赤い実をつけたコーヒーの木が植えられたコーヒーロードも台湾コーヒーのふるさと古坑らしい風景だ。 ~
雲林県古坑へのアクセス:~
台湾鉄道 斗六駅又は斗南駅から古坑(華山コーヒー園区)まで~
そこから台西バスまたはタクシーで約30分あまり。 ~
雲林県旅遊文化局 http://tour.yunlin.gov.tw/japan/~
(参考資料:台湾観光局)~
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