オーストラリア

オーストラリアの料理

オーストラリアの料理とは、移民の故郷の料理ということになる。
多くの民族が住むオーストラリアでは、様々な料理が食べられる。
都市では同一民族が集中するエリアがあり、そういったところでは本格的な民族料理が食べられる。また、ショッピングモールなどにはフードコートが入っていることが多く、バラエティに富んでいる。特にアジア系は、中華、ベトナム料理だけではなく、マレー、タイ、日本などがそれぞれ店を構えていることころもある。

日本食

日本人旅行者が多く訪れるケアンズ、ゴールドコースト、シドニーには日本料理店がいくつもある。ファーストフード感覚で丼物を出す店や気軽な居酒屋、寿司やしゃぶしゃぶなどを扱う高級店、新感覚のおしゃれな店などバラエティに富む。日本人スタッフも多いので、味、サービスともにクオリティはまずまず保たれている。
街なかに寿司のテイクアウト店もあるが、巻き物が中心で、日本とは少しネタが違う。

ブッシュ・タッカー

タッカーとは食べ物のことで、ブッシュ・タッカーは生きる術としてアボリジニたちが食べていたもの。
ワニやカンガルーの肉もブッシュ・タッカーに入るが、これはまだ序の口。観光地のレストランで、こういった珍しい肉がメニューに掲げられているのを目にすることは多い。
アウトバックを舞台にしたワイルドな現地ツアーでは、旅行者に本格的なブッシュ・タッカーを体験させるものもある。大トカゲやフルーツバッド(コウモリ)、さらには蟻も食べる。極め付けとも言える、最も有名なタッカーは「ウィッチティ・グラブ(Witchetty Grubs)」。4〜5cmのイモ虫で、生で食べるのが基本のようだが、初心者には焼いて出される。
ブッシュ・タッカーは高タンパク、低カロリーでヘルシーなものが多いと評価されており、薬用に用いられたものもある。機会があれば健康のため、試してみてはどうだろうか。

ビール

オーストラリアの酒類で最も飲まれているのはビールだろう。市内のリカーショップでは様々なブランドがズラリと並んでいる。どれもそれほどクセはなく、飲みやすい。
各州の有名なブランドを以下にあげておく。主要銘柄は全国的に販売されているが、どこの州のものかを知っておくと、銘柄選びも楽しくなるだろう。

(代表的なビール)

ニュー・サウス・ウェールズ州:フォスター Foster、トゥーイーズ Tooheys ビクトリア州:ビクトリア・ビター Victoria Bitter、クラウン・ラガー Crown Lager