楼蘭   (ろうらん)

井上靖の『楼蘭』の書き出しに「往古、西域に楼蘭と呼ぶ小さい国があった」とある。
砂の埋もれた謎の王国。
 楼蘭が中国の史書に初めて登場するのは、『史記』「匈奴伝」に西域の国々の一つとして書かれている。
 玉門関を西に向かう隊商が最初に出会うオアシス、ここよりタリム盆地の北縁を天山山脈の南麓に沿って進む天山南路(西域北路)と、タリム盆地の南縁を崑崙山脈の北麓に沿って進む西域南路の二路に分岐する接点に当たる地で、最盛期の3世紀初めには東はロプ・ノール西北岸の首都クロライナから西はニヤ遺跡までの広大な国になっていたが7世紀以降は、どの史書からも姿を消す。
 その楼蘭が再び世に姿を現すのは、1900年にヘディンの発見によって干上がった廃墟が発見される。

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