フランス

コルシカ島 Corse(Corsica)

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(アクセス)

(概要)
フランス本土から193km、イタリア・ピサ(Pisa)より約80km、ジェノヴァ(Genova)より約150km地中海に浮かぶ島。
卵型の島の面積は、約8700平方km、四国の半分ほど。
ナポレオン生誕の地。
5世紀までローマの支配下に置かれていたが、以後イスラム勢力に破壊され、中世に入ってからはピサとジェノヴァの都市国家による植民地となるなど、島をめぐる領有権争いが続いたが、1796年に正式にフランス領土となった。
島名となるイタリア名のコルシカは、フランス語でラ・コルス La Corse と呼ばれる。
1765年8月15日、西アジャクシオで生まれたナポレオンは、そのころジェノヴァ領からの独立戦争が終わりフランス領に変わったばかりであったので、イタリア人であったはずのナポレオンは生まれたときはフランス人となっていた。
また、コルシカは「星の王子様」「夜間飛行」などの作者サン・テクジュベリが最後に飛び立った飛行場のあるところでもあり、「レ・ミゼラブル」などの著者ビクトル・ユーゴが2年間過ごした別荘もある。
2710mの最高峰チント山 Monte Cinto など2000m急の山がそびえ、荒涼とした岩肌や深い森林に包まれる。
変化に富んだ海岸線には奇岩景勝も見られる。
ジロラタ岬、ポルト岬、ピアナ・カランシュ、スカンドラ自然保護区は世界遺産に登録されている。
これらの自然が観光資源となっていて、地中海のリゾート地として開発されている。
南北に2つの県があり、北のバスチア Bastia と南のアジャクシオ Ajaccio が中心となっている。
リゾートとして、コート・ダジュールのような派手さはないが、島の南端のボニファシオや南東部のポルト・ヴェッキオはにぎわっている。
観光客が多いのは、西海岸の港町バスチアとアジャクシオだ。
中央部のコルト Corte は、18世紀の独立運動の中心となった。また島の北西部、カルヴィ Calvi では、「最も美しい海」といわれる景色を見ることができる。

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