フランス/ノルマンディー Normandie
カーン Caen †
- フランス北西部、ノルマンディ地方の中心都市、カルヴァドス県の県都。
- 11世紀にイングランドを征服したノルマン公ギョーム2世(イングランド王ウィリアム1世)ががこの地に宮廷を設けた。
- 1060年頃に建設されたカーン城は、ヨーロッパでも最大級の城砦となっている。
- ウィリアム1世はいとこにあたるフランドル伯の娘のマティルダとの結婚をしたが、タブー視されていた親族結婚であったため教会から婚姻の無効を宣告されている。その贖罪のために、町にふたつの修道院を建てられた。
- 現在はともに廃止され、聖エティエンヌ男子修道院の建物は市庁舎に、聖ジル女子修道院は地域圏議会議事堂として利用されている。
- 第二次世界大戦の連合国のノルマンディー上陸後に、カーンは激戦の地となっており多大な犠牲を払った。街には平和祈念碑が立てられている。
- カルバドスの集散地であり、この町を起点にシードル街道なる道がある。
カーン〜リジューを結ぶN13号 とカーンとルーアンを結ぶN175号 、随所にシードル醸造所がある。Qkbt
アクセス †
鉄道:
パリ・サンラザール駅から急行で約2時間、午前はノンストップ便もある。
車;
高速道路A-13号線で約4時間。
見どころ †
- サン・テティエンヌ教会;
「征服王」ウイリアムが寄進したノルマンディ・ゴシック