Top / クロアチア / クロアチア歴史･世界遺産

/クロアチア歴史･世界遺産

（歴史･世界遺産･国立公園）

歴史； †

BC4世紀最初のギリシア人がアドリア海の島を発見、フヴアール島トロギールなどに入植
BC229年 小口ーマの軍隊がイリユリア（クロアチアの地）を攻撃
ADl世紀頃 アドリア海沿岸がローマの支配下に（AD78トロギール）
　　　ローマがボレッチュ、プーラの町を建設
284年 ディオクレティアヌス帝がローマ皇帝に即位
293年 ローマ帝国4分割統治を開始
305年 スプリットにローマ皇帝ディオクレティアヌスが宮殿を建設。
330年 ローマ帝国ビザンティウムに遷都。333年にコンスタンチノープルと命名
395年 ローマ帝国が東西に分裂
6〜7世紀 南スラヴ人がバルカン半島に定住
7世紀頃 クロアチア人が現在のクロアチアに移住を開始
7〜9世紀 ビザンチンがクロアチアの海岸部を支配
7世紀 ラグーサ（ドブロヴニク）が誕生
748年 スロヴェニアがフランク王国領に
925年　クロアチア王国誕生。トミスラブ公が初代国王となる
994年　ヴェネチアがダルマチア海岸の諸都市を一時占領する
1054年　東西キリスト教会が分裂、
1058年 クレシミル王即位。クロアチア王国の最盛期を迎える
1089年　クロアチア王臥姻戚関係のあったハンガリー王ラースロー1世が就任。ザグレブに司教座創設
1102年 クロアチア最後の王の没後、クロアチアはハンガリーの支配下に入る。これ以降はハンガリー王がクロアチア王を兼ねる
1202年　第4次十字軍遠征。ヴェネチアがザグールを占領
1205年　ヴェネチアがドブロヴニクを支配
1267年　ボレチュがヴェネチアの支配下に
1282年　スロヴ工ニアがハブスプルク家領となる
1299年　オスマン・トルコ誕生
14世紀　内陸部の諸都市が相次ぎ自由都市宣言。これ以降自由都市が相次ぎ誕生
1352年　トルコ軍がバルカン半島に侵入
1382年　ドブロヴニクが独立。ヴェネチアを打ち破ったハンガリー王と、条約で自由を買取る
　　　（〜1808のナポレオン入城まで独立）
1389年　コソヴォの戦い。オスマン軍がバルカン諸国連合軍を撃破
1409年　ハンガリー王がダルマチア沿岸をヴェネチア共和国に売却（ザダール、スプリット）
1412年　シペニックがヴェネチアの支配下に（〜1797）
1420年　トロギールもヴェネチア領に。ダルマチア沿岸部はヴェネチア領になる
1453年 トルコ軍がコンスタンチノープルを制圧。ビザンチン帝国の滅亡
1463年 トルコ軍がボスニアを支配下に
1482年 トルコ軍がヘルツェゴヴィナを支配下に
1526年 モハーチュの戦いでハンガリーがオスマン・トルコ帝国に敗北する。
　　　以降ハプスブルグ王朝にクロアチア王位を譲渡し、ハプスブルグ家の支配下に入る
1529年 トルコ軍の第1次ウィーン包囲
1578年 オーストリア軍がトルコとの境界線に「軍事国境地帯」を設定
1683年 トルコ軍が第2次ウィーン包囲戦で大敗
1699年 オーストリアとトルコがカルロヴィツ条約締結。
トルコ支配から国土を開放。内陸部はハプスブルグ、アドリア海沿岸はベニスの支配下。
　　　　　　　ドゥブロヴニクのみが唯一の独立共和国として存在。
1797年 ヴェネチア共和国が崩壊
1805年 プレスブルク条約。ダルマチア地方はフランス支配下のイダノアに編入
1808年 ドブロヴニク共和国が崩壊
1815年 ナポレオン率いるフランス軍の支配下に入るが、短期間で現在クロアチアのほとんどの地域がハプスブルグ君主国家に統治される。
1847年 クロアチア語がクロアチアの公用語となる。
1866年 東南ヨーロッパで初の芸術、自然科学のクロアチアアカデミーを創建する。
1878年 ベルリン会議でルーマニア、セルビア、モンテネグロ3国の独立を承認。
　　　ボスニア・ヘルツェゴヴィナはオーストリア＝ハンガリー帝国の行政下に入る
1908年 オーストリア＝ハンガリー帝国がボスニア・ヘルツェゴヴィナの併合を宣言
1914年 オーストリア皇太子がサラエヴォで暗殺され、第1次世界大戦が勃発
1918年 第1次世界大戦でハプスブルグ王朝が没落し、「スロベニア、クロアチア、セルビア王国」、のちの「ユーゴスラビア王国」を建国
1929年 ユーゴスラビア王国に国名変更
1934年 ユーゴスラビア国王アレクサンダルがマルセイユで暗殺される
1941年 チトーが総司令官のパルチザン部隊創設。共産党が反ファシズムの戦闘を開始
1941年　第二次世界大戦中、ドイツ軍が侵入、ナチス・ドイツの傀儡国「クロアチア独立国」樹立宣言
1942年　ユーゴで反ファシスト会議結成
1945年　ドイツ無条件降伏
1945年　ユーゴスラビア連邦人民共和国成立、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニアの8カ国の独立国で構成。チローが大統領になり、ソ連邦から離反することとなる。
1948年　ユーゴのチトーがソ連のスターリンと対立、コミンフォルムがユーゴ共産主義者同盟除名
1961年 ベオグラードで第1回非同盟諸国首脳会議開催
1963年　ユーゴスラビア社会主義連邦共和国と改称。
1980年　チトー大統領死去
1984年　サラエヴォで冬季オリンピック開催
1989年　ベルリンの壁崩壊
1990年　クロアチアとスロヴェニアで自由選挙。共産主義者同盟が政権から脱落
1991年　スロヴェニアとクロアチアが旧ユーゴスラビアから分離独立宣言。クロアチア内戦が始まる
1992年　ボスニア・ヘルツェゴヴィナが独立宣言。ボスニア内戦が始まる
1992年　ECがスロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの独立を承認。3カ国が国連に加盟
1995年　クロアチア内戦とボスニア内戦が終結。デイトン和平協定
1998年　国連の協力を得て、最後の占領区域ブコバルをクロアチアに統合。
2004年　スロヴェニアがEUに加盟~クロアチアがEU加盟候補国となる

世界遺産;　 †

6箇所

• ドゥブロフニク旧市街（文化遺産　1979年）
  アドリア海沿岸のドゥブロヴニクは、7世紀から海上交易の拠点となった町。市壁に囲まれた旧市街は、15〜16世紀に後期ゴシックとルネサンス両方の様式を取り入れて建造されたスポンザ宮殿など歴史的建造物が残る。
  
• スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿（文化遺産　1979年）
  ローマ皇帝ディオクレティアヌスが宮殿を建造したスプリトは、皇帝の故郷サロナ近郊の町。帝国崩壊後に廃墟となった宮殿跡に7世紀頃から人々が住み、町が構築された。内戦により破壊された歴史的建造物は修復作業が行われている。~　　　
• プリトヴィツェ湖群国立公園（自然遺産　1979/2000年）
  総面積約295平方kmの国立公園を流れるプリトヴィツェ川は広大な森林地帯を蛇行する。~標高639ｍのプロシュチアン湖から標高150ｍの湖まで16の湖が階段状になっており、それぞれの湖を92の滝がつないでいる。大自然がつくり出した珍しい景観が広がる国立公園。
  
• ポレチュの歴史地区とエウフランシス聖堂建築群（文化遺産　1997年）
  紀元前２世紀にローマ帝国の都市として建設されたポレッチ。６世紀の中頃に建てられたエウフランシス聖堂は三廊バシリカ式で、中央後陣を飾るモザイクは初期キリスト教美術の代表作。付設される記念礼拝堂や洗礼堂、司教館などは、初期キリスト教の複合建築を伝える。
  
• 古都トルギール（文化遺産　1997年）
  紀元前385年頃にギリシアの植民都市として建設されたトロギール。中世には水路と城壁により要塞化された。旧市街には中世の建築物が並ぶ。11世紀の聖バルバラ聖堂、15世紀の市庁舎のほか、13世紀のロマネスクとゴシック様式の混合された聖ロヴロ聖堂は中世美術の宝庫となっている。~　　　
• シベニクの聖ヤコブ大聖堂（文化遺産　2000年）
  ダルマチアを代表するルネッサンス建築。14世紀末にヴェネツィア共和国の支配下に入ったクロアチア南西部のダルマティア地方。その交易港シベニクでは1431年から建設が始まり1535年に完成した聖ヤコブ聖堂が建てられた。これは、当時のイタリアの流行様式を取り入れたもので、初期ルネッサンスのドーム部分や、北イタリアのゴシック様式の身廊部などが見られる。
  

国立公園；　 †

8公園

• ブリュニ国立公園;
  イストニア半島請願、2つの大きな島と12の小さな島からなる。
  
• コルナティ国立公園；
  140の無人島、絶壁などからなる。
  
• クルカ国立公園；
  クロアチアでもっとも美しく、険しい岩壁に囲まれた川。
  
• ムリェト国立公園；
  ドゥブロフニクから南西に位置する島
  
• パクレニッツァ国立公園;
  ヴェレビット大山塊の南側に位置する。
  
• プリトヴィッツェ湖畔国立公園；　（世界遺産）
  16の大小の湖が滝でつながっている。
  
• リスニャク国立公園；
  リエカ市からホップの森林が茂る大山塊で、クバ川の水源がある。
  
• 北ヴェレビット国立公園
  ヴェレビット山頂部分。