[[カナダ]] *カナダの料理・食材 [#t9c7175d] カナダ料理といっても、すぐに具体的な料理を思い浮かべられる人は少ないだろう。 カナダは様々な民族が共存しているので、特に大都市ではあらゆるジャンルのレストランが揃っている。ただし。ヨーロッパ文化が主流の東部と、アジア系移民が多い西海岸では様子が異なり、名物となる料理も変わってくる。~ ***海産物 [#wb936fe7] カナダは漁業が盛んで、サーモン、イクラなど日本へ輸入されているものも少なくない。バンクーバー周辺では魚介類が豊富に穫れる。従って、レストランも洋食、和食、中華など、どのジャンルでも新鮮な魚介類を売りにしているところが多い。日本料理店では、刺身や寿司も食べられる。~ また、プリンス・エドワード島では、ロブスターが名物となっている。~ ***アルバータ牛 [#acd615bb] アルバータ州の牛肉は世界的にも知られるブランドとなっている。脂身が少ないのが特徴だが、柔らかくておいしいと評判だ。バンフなどで食べる機会が出てくるだろう。~ ***メープル・シロップ [#u66fe615] パンケーキにかけるだけではなく、メープル・シロップを使った様々な料理がある。 ポピュラーなのは「メープル・ハム」。ハムの片面にマスタードを塗り、フルーツジュースを敷いてオーブンで焼いてからシロップで照りをつける。ソーセージのシロップ煮込みなどもよく食べられる。また、バーベキューソースやサラダのドレッシングにもメープル・シロップが使われているものがあるので、おみやげに買ってみるものおもしろい。~ その他、メープル・ケーキ、メープル・クッキー、メープル・チョコ、メープル・キャンディーなど、メープル・シロップを用いたお菓子はいろいろとある。~ -メープル・シロップとは何~ そもそもメープル・シロップとはどうやって作るのだろうか。カエデの葉っぱからあのようなドロリとした汁が取れるのだろうか?~ 原料はカナダの国旗でおなじみのシュガー・メープル(サトウカエデ)から採れる。気候の厳しい地域では、冬は木が凍り付く。樹液は枝から幹を通って根元まで下りてきて、その根もついには凍り付いてしまう。そんな自然の仕組みを利用したのがメープルシロップ作りだ。暖かさが戻りはじめる3月頃、樹齢40年以上の木の根元近くにドリルで穴を開けてパイプを入れる。昔ながらのやり方ならば、パイプの先にバケツを付けて、自然に染み落ちてくるのを待つ。いたってシンプルな採集方法だ。~ 採集された樹液は、最初は無色透明。これを煮詰めていくと濃縮されて飴色になってくる。1本の木から約40リットルの樹液が採れるが、シロップになるまでに1リットルほどしか残らない。~ シロップ製造の作業小屋は「シュガーシャック」と呼ばれる。レストランを併設して観光客向けに営業しているところもあり、製造工程の見学や、メープル・シロップを使った料理が味わえる。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ----~ #comment( {[above], [nodate], [noname]} ) #menu(カナダメニュー)