ドイツ/ローテンブルグ・ロマンチック街道
ロマンチック街道 Romantische Strasse †
- ドイツには観光局が設定した数多くの観光街道があるが、日本人に一番なじみ深いとともに、世界に誇る有名な観光街道がこのロマンチック街道だ。
- マイン川沿いのヴュルツブルクから、アルプスの麓街フュッセンの間にある26の街を南北に結び、全長は約350km。
- 現在に息づく中世の面影を残す城や街、風情のある農村風景、アルプスの山岳や自然の風景、また陽気な南ドイツ人とのふれあいなど、さまざまな表情をみせ、まさにロマンチックな気分にたっぷりと浸れる街道。
- 日本の多くのツアーが見学なしでただ走り抜けるだけで済ませてしまっているが、時間がゆっくりと流れる中世都市を訪れるのだから、その時間の流れにあった日程で町々を訪れてみないと、ロマンチックムードはどこにも感じられない。
ゆっくりとロマンチック街道を満喫するには、街道筋の小さな町で2泊3日くらいをかけたいもの。さらに時間が許すかぎり滞在期間を延ばすことはいくらでも可能なほど、見どころが多い。
- ロマンチック街道のルートは、ワインとバロックの司教都市ヴュルツブルク、騎士団の街バート・メルゲントハイム、「中世の宝石」ローテンブルク、ディンケルスビュール、ネルトリンゲンやランツベルク、モーツァルトゆかりのアウクスブルクなどを通り、終点はメルヘン王ルートヴィッヒのノイシュバンシュタイン城となる。
- このルートには、鉄道が余りカバーしていないので、個人旅行ではレンタカーなどの車が必要になる。
夏期は定期観光バスがフランクフルト〜ミュンヘン間で1日1往復運行(ヨーロッパバス)されているが、途中下車見学はなく、ローテンブルグに1時間停車するだけのものだ。