ブレゲンツ・フォアベルグ州
ブレゲンツ Bregenz †
- フォアアールベルク州の首都
- オーストリア西端ボーデン湖Bodenseeの湖畔に位置し、ドイツ・スイスとの接点にあって交通の要衝となっている。
約30km南西にスイス・ザンクトガレン、5km北(湖の対岸)にドイツ・リンダウがある。
- 繊維、時計産業が発展しているほか、観光地として多くの観光客を集める。
- 毎年春と夏に、湖上舞台のオペラが開催されるブレーゲンツ音楽祭で世界に知られている。
データ †
アクセス †
- 鉄道:
距離的に最も近いのは、スイス・チューリッヒ。
チューリッヒ中央駅から特急ECで直通1時間40分。
直通便が少なく、日に2-3便しかない。多くが乗換となる。約2時間前後かかる。
見どころ †
多くが商業地区の湖畔ではなく、山の手にあり、湖畔からは少し離れている。
- 聖マルティーン塔 Martinsturm :
オリジナルの塔は13世紀に建てられたが、タマネギ型ドームを持つ現在の姿になったのは、1599年から1602年にかけてのことである。
塔の基部に作られた礼拝室には後期ゴシック様式の聖構天蓋があり、14世紀の重要な連作壁画がいい状態で保存されている。
最上階の窓からは、旧市街の城壁の残りや家々の屋根、ボーデン湖、リンダウLindauの鐘楼、遠くにアベンツェル・アルプスの山々を一望できる。
- 聖ガルス教区教会 Ptalrkirche St.Gallus :
15世紀に砂岩で造られたポーチをかねた鐘楼があり、曲線に切り抜かれたバロック風の切妻の建物の身廊は一つで、18世紀の低半円形になっている。
同じ時期のチロル地方やバイエルン地方の教会にくらべると、フォアアールベルク地方の聖廟の多くがそうであるように、装飾は相対的に控えめである。
くるみの木を用いた聖職者席は、1740年頃、隣接するメーレラウの僧院のために寄せ木細工で造られている。