フランス/パリ近郊・イル・ド・フランス
アルジャントゥイユ Argenteuil †
- パリ郊外にある町で、19世紀後半に印象派画家が好んだ場所のひとつとして知られる。
- 7世紀にこの地に修道院が造られたのが町の起源。
- 中世の神学者のピエール・アベラールは、恋人のエロイーズをこの修道院に匿っていた。
- 1851年に鉄道が開通しパリと結ばれたことで、町は急速に発展を遂げていった。
- パリの都心を離れた画家たちがこの町を訪れ、クロード・モネも1870年代にここを拠点とした。「アルジャントゥイユの橋」、「雪の中の汽車」、「花咲く堤」など、百数十点の作品を描いている。
- ほかにも、モネやルノワール、シスレーなど、町を流れるセーヌ川の風景や人々の暮らしを描いた作品が多数ある。
- 現在はかなり都市化が進んでいるが、セーヌ川に架かる鉄道橋に当時の面影が垣間見える。kbt