スペイン/バレアレス諸島
マヨルカ島 Parma de Mallorca †
(面積)3640平方km
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- 南北75km、東西100kmの島。海岸は砂浜もあるが、岩場の方が多い。内陸地方も岩山が多く、平野部にはアーモンドやオリーブ畑が広がる。
- ここを有名にしたのはショパンとジョルジュサンド。パルマの北18km、バルデモサ村に1838年から翌年にかけての冬を過ごした。サンドの献身的な看護にもかかわらずショパンの結核は悪化し、ついにフランスに帰ることになる。滞在した建物は1835年にカルトゥジオ会の修道院が個人に売却され、僧坊が旅行者の宿舎として使っていたもの。
- 最後の印象派画家と言われたホアキン・トレンツ・リャド Joaquin Torrents Llado(1946-93)はこの町の中心都市パルマ・デ・マヨルカに暮らしていた。市内中心地の大聖堂の横を入った路地に現在同名の美術館として一般公開されている。
アクセス †
欧州内各国からの週末便が多く、特にドイツの各都市からのものが多い。
国内線はマドリッド、バルセロナ、バレンシア、アリカンテから毎日運行されている。
空港: †
パルマ・デ・マヨルカ空港 Palma de Mallorca(PMI)
市内から南西11km ~
パルマ・デ・マヨルカの見どころ †
- カテドラル Catedral
奥行き121m、 間口55m、 高さ44m
1230年建設がはじめられ、1601年完成。カタルニアゴシックの傑作とされている。
- アルムダイナ宮殿 Palau del’Almudaina
アラブの要塞だった建物を14〜15世紀にマヨルカ王が宮殿として改修。現在は国王の公邸の一つとなっている。
- ベルベル城址 Castell de Bellver
パルマから西へ15分
マヨスカ王の夏の離宮だったところ。20世紀初頭まで監獄として使われていた。
- ミロ美術館 Fundacio Pilar i Joan Milo
ミロは1956年から母の故郷であるマヨルカ島に移り、1983年に亡くなっている。ここに展示しているほとんどの作品はマヨルカで制作したもの。
近郊 †
- 3つの鍾乳洞
中心部分パルマ・デ・マヨルカは島の南西部だが、南東部、北東部には3つの鍾乳洞が点在しており、パルマから約70km。いずれも約1時間以上かかるため、この3つの地域を見て回るとたっぷり1日かかってしまう。
- ドラック洞窟 Drach 最大のもので、南東部にある
- アムス洞窟 Hams ドラック洞窟の近く
- アルタ洞窟 Arta 北東部にある
- バルデモサ Valldemossa
パルマから北西へ18km
1838年ショパンがおしのびでフランスの女流作家ジョルジュサンドとひっそりと冬を過ごしたのが、カルトゥハ修道院 Real Cartuja の僧坊のひと部屋。そこにはショパンが使ったというピアノや楽譜が残されている。
ここで「雨だれ」が作曲された。