[[トルコ]]

*ニーデ Nigde [#q1327958]
-ネヴシェヒルNevsehirの南85kmに位置する、要塞の裾野に広がる町.~
夏でも雪が残るアラ山脈(アラ・ダーラールAla Daglar)を背にするところで、農業の盛んな地。~
-セルジューク、オスマン時代のモスク、神学校、霊廟など保存状態のいい歴史的建造物や記念碑もが数多い。~
-かつてヒッタイト時代には「ナヒダもしくはニキク」と呼ばれ、その後「ニクデ」となり、共和制になってから現在のニーデに改名された。~
-町はセルジュークのスルタン・アラエッディン・ケイクバトの時代に修復、再建され、中央アナトリアの要地の一つに成長した。~
-1333年、アラブの地理学者イヴン・バトウーダが来訪し、「ニーデがカラマンオール族とモンゴル人の戦いにより、廃墟同然となった」と記している。~
その後、異なる民族の支配下に入り、1470年、征服王スルタン・メフメットの時代にオスマン帝国の領土となった。~

***アクセス [#c8191699]
-バス:~
カイセリKayseriから1時間30分~
ネヴシェヒルNevsehirから1時間~
など各地からの長距離バスが運行されている。いずれも1時間間隔で、日曜日は半減する。~
長距離バスターミナル(オトガル)はイステイクラル通り Istik1al Caddesiにある。~

***ニーデの見どころ [#t71d957f]
-シュンギュル・ベイ・ジャミイSungur Bey Camii~
セルジュク朝の時代に建てられたが、1335年にモンゴル人によって修復され、建築様式が不思議に入り混じった建物。~
-アラディン・ジャミイAlaoddin Camii:~
要塞の丘にあり、この街で最大のモスク~
セルジュク朝時代の1223年に造られたもの。~
-アク・メドレセ Ak Medreso~
セルジュク後期1409年の建造。~
正門の上にあるアーチにネギ坊主形である。~
ここには文化センターも併設している。~
-ヒュダヴェンド・ハトゥン・テュルベシHudavend Hatun Turbesi~
セルジュク期1312年の素晴らしい墓、~
-ドゥシュ・ジャミDis Cami~
-ニーデ博物館 Nigde Muizes~
アクサライAksarayに近いアッシリアの都市アジェムホユクAcemhoyukから出土したものや、ヒッタイトからフリギアの時代のもの、~
ティアナTyana(ニーデの南西23kmにあるローマの町、現在のケメルヒサルKemerhisar)から出土した彫刻ものの収蔵品を展示している。~
ミイラも数体展示されており、その中には1960年代にウフララ渓谷Ihlara ValleyのユランルYilanliの教会で見つかった、10世紀の金髪の尼僧のミイラもある。~
月曜休み~

***ニーデ周辺の見どころ [#ocadeae1]
-エスキ・ギュミュシュレル修道院 Eski Gumusler Monastery:~
ニーデの北東10kmにある。~
入口から通路を進む中庭を取り巻いて、岩を削って造られた居住区、地下聖堂、厨房、食堂、ワインや油のための深さのある貯蔵庫がある。~
地面には、深さ9mの垂直抗の通気孔となっていた小さい穴がある。~
主聖堂には、7世紀から11世紀にかけて描かれたビザンチン時代のフレスコ画がある。~

-アラ山脈国立公園 Ah Daglar Milli Park:~
タウルス山脈Taurus Mountainsの中ほどで、起伏の多い山々がカイセリKayseri、ニーデNiggde、アダナAdanaの間に落ち込んでいるあたりになる。~
トルコでも人気があるトレッキングで、滝が点在するごつごつした石灰岩の山並みを抜けて行くルートになっている。~
なかでも、ザマントウ川 Zamanti Riverにあるカブズバシュ滝 Kapuzbasi Waterfallは人気のところで、カイセリの南70kmのヤフヤルYahyaliからアクセスするといい。~
ニーデにはこの地域のハイキングにガイド付きのツアーがあるので、それを利用するといい。~
~
~
~
~
----~
#menu(トルコメニュー)