ドイツ/ブレーメン・メルヘン街道

ハーメルン Hameln

(ニーダーザクセン州)
人口:約60000人

アクセス

「笛吹き男」の伝説

この町の住民はネズミの胎児に頭を悩ましていた。
1284年のある日、色とりどりの衣装に身を包んだ一人の男が、この町を訪れ、多額の報酬をくれれば町中のネズミを全部退治してやるするとハーメルンの住民に申し出た。
彼の提案に住民はこぞって同意し、報酬の支払いを約束した。
彼が笛を吹くと、家の中や草むらの中などあちこちからネズミが出てきた。
彼はそのネズミをヴェーザー川の中連れて行き、そこで全部溺れさせてしまった。
しかし彼にはいつまでたっても約束の報酬が送られて来なかった。
ある日曜日のこと、復讐のため男はミサの時刻にふたたび町にやってきて、同じように笛を吹いて、今度は町中の子供たちを全部家々から連れ出した。
子供たちは彼について行き、そのまま永遠に姿を消してしまった。
子供は全部で130人だったが、その後どうなったのか、まったくわからなかった。
助かって戻ってきたのは、目の見えない子がひとり、口のきけない子がひとりだけだったからで後の消息を聞くこともできなかったという。

見どころ