スペイン/東アンダルシア

アルメリア

東アンダルシア地方は美しい海岸と険しい山岳景観が絡み合っている地方で、観光化されていない。その中で最大の都市でスペインで最もアラビア風の町といわれる。
イスラム時代にはアンダルシア最大の港町として繁栄を誇った町で、今でも旧市街の中央の丘の上にアルカサバ(城塞)が、その堂々たる偉容を見せている。
アルメリアの歴史は古く、先史時代からカルタゴ、ロ−マの足跡も残っている。しかし、アルメリアが町として発展したのは、10世紀にアンダルシアを中心に後期ウマイヤ王朝の最盛期を築いたアブド・アル・ラフマン3世の命によって、アルカサバの建設が始まってからである。このアルカサバにはアラビア語で「アル・マリヤ、ット」と呼ばれた望楼が作られた。これが訛ってこの町が{アルメリア」と呼ばれるようになったと書われている。このアルカサハと共に建設されたモスクは、16世紀にルネッサンスの影警を受けた後期⊃シック様式の大聖堂に建て変えられ、内部はレコンキスタ(キリスト教徒による国士回復運動)後の輝かしいスペインの繁栄を誇示するかのような美しいフラテレスコ様式とバロック様式で飾られている。

主なみどころ

(郊外)