オーストラリア/西オーストラリア州
パース Perth †
- スワン川の河口の活気あふれる古い歴史の港町。
- 広大な西オーストラリア州の州都。「世界で最も美しい街」とも称されるように、スワン川の周りに広がる豊かな自然と近代的な高層ビル、さらに伝統を感じるビクトリア調の建物が見事に調和した町。9〜11月の春の時期にはさまざまなワイルドフラワーが咲き乱れる。
- 市街はモールとなっているマレーストリート Murray St.とヘイストリート Hay St.を中心に、数多くのアーケードがある。
一方、パース駅の北側ノースブリッジには各国料理のレストランや洒落たカフェが集まっている。
- 徒歩での観光が可能だが、中心部はキャット CAT と呼ばれる無料バスが便利、南北に走るブルーキャット、東西に走るレッドキャット、北東部にはイエローキャットがある。
- 郊外には、夕日の美しさで知られる海岸サンセットコーストや、港町フリーマントル、有袋類クォッカの唯一の生息地ロットネスト島などがある。さらに、ピナクルズやスワンバレー、ウェーブロック、モンキーマイヤなどへのエクスカーションの起点ともなっている。
(アクセス) †
オーストラリア東部の都市からは相当な距離があるので、周遊の場合は航空機利用が一般的だが、シドニーからアデレードを経てパースを結ぶ鉄道、インディアンパシフィック号の終点ともなっている。
パース空港(PER)
国内主要都市との路線があるほか、成田、シンガポール、香港などからの国際線も就航している。国際線と国内線でターミナルは離れたところにあるので注意。国内線ターミナルから市街まで車で約20分、国際線ターミナルからは約30分。
(市内の見どころ) †
キングス・パーク Kings Park
パース市街を見渡せるビュースポット。マウントエリーザの山頂まで広がる面積約400ヘクタールにおよぶ広大な公園。80種以上の野生動物、300種以上の植物が保護されている。8〜11月の時期にワイルドフラワーを見ることができ、9月にはワイルドフラワー・フェスティバルが開催される。園内には並木道が続き、戦争記念碑や植物園などのスポットがある。
- ベルタワー Bell Tower
パースのシンボルのひとつであるモダンなデザインのタワー。高さは約80m。展望室からはスワン川や市街を一望できる。設置された17個のベルにより毎日演奏が行われる。オーストラリア建国200年記念として、ロンドンのセントマーチン教会にあった18世紀製造のベルが贈られたもの。
- ロンドンコート London Court
市街中心部にあるショッピングモール。ビクトリア調の町並みに洒落たショップやカフェが続く。
- 西オーストラリア美術館 Art Gallery of Western Australia
19世紀後半から20世紀にかけて国内外で活躍したオーストラリア人アーティストのコレクションを展示。絵画から彫刻、写真など幅広い作品が見られる。
- 西オーストラリア博物館 Western Australian Museum
美術館と隣り合わせに建つ博物館。自然科学と文化に関したコレクションは西オーストラリア州で最多。アボリジニについての展示物も多い。中庭にある建物はパース刑務所として使用されていたもの。
- モンガー湖 Lake Monger
ブラックスワンやペリカンなど水鳥が生息する湖。1周約4kmの湖畔にある遊歩道は散策に最適。湖越しに市街の高層ビル群が望める。鳥に餌を与えることは禁止されているので注意。
- パースミント The Perth Mint
ゴールドラッシュ時代に設立された国内最古の造幣所。併設する博物館では、コインや金鉱についての歴史を紹介している。125キロの金の延べ棒が展示されるほか、自分の名前を入れた記念コインを作ることもできる。
(郊外) †
- カバーシャム・ワイルドライフ・パーク;
カンガルーやエミューなどの固有主が放し飼いにしてある。ウォンバットの子供を抱くこともできる。