ヴァレ・デ・ロス・ギガンテス Valle de Los Gigantes
概要
サンフェリペからさらに南下した私有地、ランチョ・プンタ・エステラに位置する。
サボテンというと、青々とした茎にびっしりとトゲが付いた植物を想像しがちだが、ここにある自生のサボテンはいずれも想像を絶するものばかり。乾燥した大地に根を張るサボテンは「ハシラサボテン」と呼ばれる種類の一種で、カルネギエア・ギガンテア(和名ベンケイチュウ)。高さは10~15mで、荒野のあちこちに天高くそびえている。
その佇まいまいはまるで巨木。根の部分はすっかりトゲが落ちており、色も木の幹のように茶色を帯びているので、触っても寄りかかってもケガをすることはない。
敷地には動物がまったくいないわけではないのだが、観光客が訪れる日中は暑いので、めったに見かけない。少し散策してみると小動物の巣穴を見つけたり、ラッキーならば遠くにコヨーテの姿が見られたりすることもあるようだ。
私有地へは一定の場所までしか車で入ることができない(1台につき10USドル以上)。このため、そこから先はサンドバギーまたは4WDで行く。先まで行くと荒野を一望できる高台がある。
なお、日陰がまったくない場所なので、各自で帽子やパーカなど日除け対策が必要。
また、砂漠は日中になると40度以上の酷暑となるため、車から降りる際は必ず飲み水を携帯する必要がある。
また、地面の温度はとても熱く、ビーチサンダルなどではとうてい歩けない。歩きやすい運動靴を用意しておくと安全だ。
(参考資料:観光局)