ティファナ Tijuana

概要

日本から直行便で行ける、最も近いメキシコ
バハカリフォルニア州最大の都市であるティフアナは、メキシコ国内最北端に位置する。サンディエゴから車で約15分、ロサンゼルスからは2時間程度しか離れていないアメリカとの国境沿いにあることから、週末ともなると越境してきた大勢のアメリカ人観光客でにぎわう。
特にティフアナとサン・イシドロ(San Ysidro)とを結ぶ国境地帯は、世界で最も人が行き交う場所として有名。週末や休暇シーズンともなると、国境を越えようとする人々と越えてきた人々の熱気に包まれる。
ティフアナ自体は1920年代から栄え始めた、歴史の浅い都市。メキシコとアメリカ、カナダとの間に「北米自由貿易協定」が締結されて以降、外資系の各種大企業の工場が増加。日系企業も多数参入しており、日本人ビジネスマンの姿も多い。そんな中、2006年には待望の成田-ティフアナ便が就航。高い経済効果とともに観光業の発展が期待されている。

観光の見どころが集中するのは、レポルシオン通り Ave.Revolucion を中心とするダウンタウンの道の両サイドにおみやげ屋が並び、メキシコならではの手工芸晶や酒頬、衣類、小物などが入手できる。さらに地元民の生活を支えるメルカード(市場)や歴史的建造物、モニュメントも点在しており、町をぶらぶら歩いているだけでも楽しい。
また市場にはあまり出回っていない地ビールのセルベッサリア(ビール工場)の見学や、バハカリフォルニアの歴史が学べる博物館など、ダウンタウンから離れた場所にも見どころが多い。
また、ロサリートエンセナーダなど美しい海辺の町へも簡単に足を延ばせる。GTO

かの「シーザーサラダ」が初めて作られたのはこのティファナの老舗ホテルである「ホテル・シーザー」である。
1940年に夜遅く戻ってきたパイロットたちに、あり合わせの材料で作って提供したのが始まりといわれている。
このほか、ティフアナはブリトーやマルガリータなど、メキシコを代表する食文化を編み出した地として有名なのだ。


ティファナへのアクセス

空路

アエロメヒコ(AM)の成田~メキシコシティ便が便利。
月・水・土曜の週3便運航しているが、現在、往路はティファナを経由しない。復路のみティファナから成田へ直行で利用できる。
したがって、ティファナだけの旅行の場合には、アメリカ・ロスアンゼルスなどを経由した方がいい。
なお、アメリカからはレンタカー、およぴバスでの入国が便利だ。


ティファナの見どころ

メルカード・エル・ポポ
甘い香りが漂うメキシコのスイーツ、量り売りのチーズ、鮮やかな色をした乾燥チレ(トウガラシ)など、地元民の台所を支えるマーケット。雑貨屋にはトルティーヤ生地を丸く成形する器械や、アボカドをすりつぶす石臼が売っていてとても興味深い

カリフォルニア博物館
バハカリフォルニア半島の歴史がわかる模型や、発掘物が展示されている。それぞれの説明はスペイン語と英語でしか書かれていないが、事前予約をすれば日本語でのガイドを付けてくれる。屋外の庭にはメキシコの古代文化を象徴する遺跡のレプリカの展示もある。


ティファナのおもなホテル

Residence Inn by Marriott Real Del Mar
レジデンス・バイ・マリオット・レアルデルマル  75室
http://www.realdelmar.com.mx

Grand HotelTijuana
グランドホテル・ティファアナ  422室
http://www.grandhoteltij.com.mx

Camino Real Tijuana
カミノレアル・ティファアナ  228室
http://www.caminoreal.com

Marriott Hotel Tijuana
マリオット・ホテル・ティファアナ  209室
http://www.marriott.com

(参考資料:観光局)