エルタヒン El Tajin
概要
発掘途上の365の壁龕を持つピラミッド
メキシコ湾に面したベラクルス州、石油の町ポサ・リカから約22kmにあり、バパントラからは8km。緑濃い熱帯植物に覆われた丘陵地帯にあるエル・タヒンは、トトナカの言葉で雷や稲妻を意味し、西暦300年から600年にかけて建設され、900年ごろから最盛期に向かったと推定されている。
築いたのはトナカ族説や、マヤ族と血縁関係にあるワステコ族との説もある。まだ全体の10%の発掘ながら宗教儀礼地区が発見され、古代における祭礼儀式の遺跡と推測されている。
エルタヒン遺跡
古代ベラクルス地方の祭礼遺跡
1785年、違法のタバコ栽境を調査中のディエゴ・ルイスによって、壁龕のピラミッドが発見された。
13世紀初頭に放棄された遺跡は、大都市、小都市、タビン・チコに分かれ、代表する建造物は、6層で365の壁龕を持つピラミッド。
17ある球戯場のうち南の球戯域には、当時の様子を再現する絵巻襟帯のレリーフが刻まれている。(参考資料:観光局)