概要 イングランド南東部、ライの南西の隣町となる。周囲は牧草地が広がり、丘の上からはライの町並みが見渡せる。イギリスの代表的な画家ターナーが愛し、この町の風景を幾つも描いた。 かつてこの地域にはエドワード1世が碁盤の目状の街区を持った計画都市を建設した。大陸との貿易港、そして軍港として重要な役割を演じ、13世紀には最盛期を迎えた。 しかし、14世紀半ばにペストが流行し、百年戦争で長い間外敵からの攻撃にさらされて徐々に衰退した。 さらに16世紀に入ると川から押し流されてきた泥で港がふさがれ、決定的な打撃を受けた。住民はオールド・ウインチェルシーと呼ばれる中世の町から現在の場所に移り住んだが、町外れに往時の遺構が残っている。kbt |