概要 コンウォール半島北岸、白い壁の家並みが続く港町。 美しい砂浜を持つビーチリゾートであるとともに、ギャラリーや工房が多くある芸術家の町として知られる。 漁船や商船の寄港地であったこの町に1870年代に鉄道が敷設され、人々がバカンスで訪れるようになった。 そして20世紀に入ると、画家たちが都市から移り住んで創作活動を始めた。 1920年には陶芸家濱田庄司がこの町に移住し、日本式の窯を作って活動している。 その後もセント・アイヴス派と呼ばれる前衛的な画家など多くの芸術家がコロニーを形成した。 しかし、リーダーたちが年老いてこの世を去ると、次第に町の芸術活動は衰退してきた。 その折に1980年代にロンドンのテート・ギャラリーでセント・アイヴスに関する展示が行なわれた。 そこで分館の誘致運動が起こり、1993年にテート・セント・アイヴスが開館に至った。 現在は芸術の町は活気を取り戻し、年間を通して観光客が訪れる。kbt |