概要 ロンドンから約770Km。 全英オープンの開催で知られる、ゴルフの聖地。 と同時に宗教や学術の伝統を持った町でもある。 1160年に創建されたセント・アンドリューズ大聖堂や、セント・アンドリューズ城などは長年の歴史を物語る廃墟となっている。 また、2002年9月からウィリアム王子が在学中のセント・アンドリュース大学は、スコットランド最古の大学。1410年の創設。大学内の見学ツアーが夏期(7月・8月)のみ催行。また中庭は一般公開されている。 アクセス 鉄道: ロンドン・キングス・クロス駅からインター・シティーでルーカース(Leuchars)駅まで約5時間30分。 ルーカースからバスまたはタクシーで約15分。 エジンバラ・ウェイバリー駅から約1時間。 バス: エディンバラから約2時間15分。(1時間に1本運行) 見どころ セント・アンドリューズ大聖堂 St Andrews Cathedral 創建当時は、スコットランド最大の大聖堂だった。しかし海沿いに位置するため、繰り返し暴風雨の被害に合い、また、16世紀には宗教改革派による破壊でほとんどが廃墟と化している。現存する一部の建物は博物館となっており、ケルト文化の影響を受けたものや中世時からの遺産が展示されている。 開館時間:4月-9月の毎日9:30-18:30、10月-3月の毎日9:30-16:30) セント・アンドリューズ城 St. Andrews Castle 1200年頃、司教の住居として建設されたもの。 15世紀にはスコットランド王ジェームズ2世もしばしば滞在した。 しかし16世紀に宗教改革派に奪われフランス軍の攻撃も受けて廃墟となった。17世紀には港の改修に城の石が使われたためほぼ完全に城の姿を失ってしまった。 開館時間:4月-9月の毎日9:30-18:30、10月-3月の毎日9:30-16:30 英国ゴルフ博物館 British Golf Museum 歴代の全英オープン優勝者の紹介や、ゴルフ用具の歴史を解説している。 有名ゴルファーのインタビュー映像や写真の展示のほか、自分のゴルフの知識を試してみることもできる。 ミュージアムショップもアイテムが充実している。 開館時間:イースター?10月中旬の毎日9:30-17:30、それ以外は11:00-15:00(火、水曜日閉館) セント・アンドリューズ・リンクス St. Andrews Links 600年もの歴史を持つゴルファー憧れの地。ゴルフコースは6つある。 オールド・コース Old Course、ニュー・コース New Course、 ジュビリー・コース Jubilee Course、エデン・コース Eden Course、 ストラスタイラム・コース Strathtyrum Course、 バルゴブ・コース Balgove Course (初心者向け)。 いずれのコースも一般に開放されていて、予約をすればプレーが可能。 ハンディキャップは、オールド、ニュー、ジュビリーが男18、女22以下でないとプレーをさせてくれない。 日本出発前に自分のクラブでその証明書を発行してもらう必要がある。 ジュビリー、エデン、ストラスタイラムはインターネット上で空いているティータイム(スタート)が検索でき、オンラインで予約が可能。 ニューコースは電話または電子メールで予約が必要。オールドコースは書面を郵送またはファックスすることになる。 10月から次年度の予約を受け付ける。 http://www.standrews.org.uk/(英語) オールドコースホテル宿泊によるプレー オールドコースは世界中のゴルファーの聖地で、他のコースのように簡単にプレーすることはできない。 いちばん確かな方法は、ホテルとセットされたものを利用すること。 オールドコース17番の近くにリゾートホテルがあり、朝夕食込み2泊以上の宿泊とオールドコース1ラウンドプレーをパッケージにしたものが用意されている。 ただしスタート時刻は前日まで未定。 取消料、ネーム変更に厳しい制限があるので注意を要する。 |