概要 アバディーンの南方の海岸。北海に張り出して孤立したような高さ約50mの岩盤の上に城が築かれている。周囲は崖に囲まれ、陸へは細い道で結ばれている。 海岸から険しいルートを辿ってアクセスすることもできる。 海上ルートが見渡せる重要な地点にあり、中世の頃から要塞が築かれていた。 現在残っている建造物は主に15世紀から16世紀にかけて建造されたもの。 7世紀頃からダンノッターは戦場となっていた記録があり、その後もバイキングやウェセックス王国、そしてイングランドとの攻防が繰り広げられた。 14世紀にスコットランド王国の支配下で再建され、16世紀にはメアリー女王やジェームズ6世、戴冠前のイングランド王チャールズ2世も訪れるなど、華やかな時代を迎えた。 しかし、18世紀前半のジャコバン派の蜂起による混乱で、歴代のマリスカル伯爵の居城であったダンノッター城は政府に接収された。kbt |