概要 ロンドンの西方、ケネット川がテムズ川から分岐する地点に開けた町。 871年にウェセックス王国がデーン人と戦ったレディングの戦いがこの地で起き、一時は町がデーン人に占拠された。 1121年にヘンリー1世により修道院が建設されると、町は特権を受けて拡大していった。-毛織物の交易で富を得たが、17世紀半ばの内戦では議会派に包囲され大きな打撃を受けた。 その後は工業化を進めて復興の足がかりを固め、19世紀に入ると飛躍的な発展を遂げている。 レディングはもともと街道が交差する交通の要衝であったが、運河の発達で荷船がケネット川からブリストル海峡まで行けるようになり、さらに鉄道も開通すると、産業の中心地として確固たる地位を築いた。 現在は国内外の多くの企業が集まるビジネス街が形成されている。特にIT産業の進出が顕著で、マイクロソフト、オラクル、シマンテックなどが世界的な企業がオフィスを構えている。" |