概要
ノーフォーク州の低地にあるイギリスでも指折りの水郷地帯。水郷は一部サフォーク州にも続いていて(サフォーク・ブロード)、「ザ・ブロード」と総称されるが、大勢を占めるノーフォーク・ブロードの名で呼ばれることもある。

ローマ人がこの土地で泥炭層を発見し、採掘して燃料に使った。中世においても修道院が事業化し、莫大な量を採掘した。そのうちに海洋の水位が上昇してくると、掘り起こした跡に海水が流れ込み、土手やポンプを使っても防ぎきれなくなった。
そして、現在のような葦が茂る湿地の中の水郷地帯が形成されている。

水路には基本的に岩場がないため、船の通行に支障がない。現在はボート遊びで人気のレクリエーションの場となっている。
また、豊かな自然が残り、釣りやバードウォッチングも楽しめる。kbt