概要
北アイルランドの北西部にある都市。
正式名はロンドンデリーだが、カトリック側は屈辱的な名を嫌い、単に「デリー」と表記している。市内の施設や団体名においても2つの名称が混在する。
6世紀にフォイル川東岸に聖コロンバの修道院が建造され、カトリック色の強い町が形成されていった。
後にチューダー朝がアイルランドを征服すると、この地へのプロテスタント系住民の入植が計画された。
そして、1613年からロンドンのギルドにより川の西岸に城壁で囲まれた街が建設された。この構図はイングランド主導の勢力と独立志向の強い反体制派の対立を象徴し、城壁は度々包囲され攻撃を受けた。
現代に入っても確執はくすぶり続け、1972年の「血の日曜日事件」などが起こっている。
現在のデリーは川の両岸に街が広がり、ベルファストに次いで北アイルランドで2番目に大きな都市へと発展している。
双方の歩み寄りも試みられ、日常においてはさほど緊張は感じられない。kbt


見どころ
城壁; 
宗教戦争の砦となったもの

中央広場

聖コラムズ大聖堂