概要 北海へと注ぐオーウェル川の河畔にある町。 ブリテン島中央部への入り口として、ローマ帝国時代から重要視された。ローマ帝国が衰退するとサクソン人が現在のドイツから渡ってきた。 イプスウィッチはサクソン人が造った最も古い町のひとつと言われている。イングランド統一後も特権が認められて、スカンジナビアやドイツなど大陸との貿易で経済的に繁栄した。 ヘンリー8世に認められた聖職者トマス・ウルジーはこの町の出身で、1528年に現在も存続している伝統的な全寮制の学校イプスウィッチ・スクールを設立した。 イプスウィッチは16世紀半ばに建てられた邸宅クライストチャーチ・マンション、前面に美しい装飾が施された17世紀のエンシェント・ハウスなどチューダー様式の街並みが残る町として知られている。その一方で現在的デザインのビルも多く建てられ、新旧の建築美が調和している。kbt |