概要 ドーヴァーの西方10km余りのところにある、ドーヴァー海峡に面したリゾート地。 庭園のように美しい海岸と言われ、かつては王室御用達の保養地であった。 その立地から古くから外敵の脅威にさらされてきた。18世紀末に軍が町の西部の高台を買い取ると駐屯地が建設された。第一次世界大戦では多くの兵士たちがこの町から出征したが、町は爆撃で大きな被害を受けている。 この町には19世紀前半に本格的な港が建設された。港は鉄道会社に買い取られ、対岸のフランスのブーローニュへの船便の貨物基地となった。しかし、現在は国外旅行の普及で観光業は不振となり、海峡トンネルの開通により貨物基地としての役割も終えている。そのため、町では様々な復興プランが進められている。 2009年開業のロンドン〜ドーヴァー間の高速鉄道はこの町を経由する。フォークストンはロンドンから約1時間で到着する「最も近い」ビーチとなるため、その経済効果が期待されている。kbt |