概要
イングランド南西部、デヴォン州の州都。

この地には古くからケルト人の集落があったが、ローマ時代にはブリテン島では最西端となる駐屯地が建設された。

中世では様々な勢力の抗争に巻き込まれ、町は何度も包囲され争奪が繰り返された。12世紀から15世紀にかけて建設されたエクセター大聖堂は、天井にアーチが延々と続き、世界最長のアーチ型天井と言われている。

産業革命の初期においてはエクセ川の急流を利用した水力によって工業が発展し、町は拡大した。

ところが、蒸気機関が発明されると切り替えが進まず、逆に大きく遅れをとった。しかし、運河の拡張と鉄道が開通によって経済的な成長は続いた。

第二次世界大戦ではドイツ軍による度重なる空爆を受け、街並みは破壊された。

戦後は建物は修復ではなく、もっぱら新しく立て直されたため、市内には歴史的な建造物はあまり残されていない。kbt