概要
スコットランドとの境界に臨む都市。
北方からの敵の侵入を防ぐためローマ人が砦が建設し、その後ハドリアヌス帝によって町の北側に「ハドリアヌスの長城」で知られる城壁が築かれた。
長い歴史の中で、この町はイングランドとスコットランドの間で争奪が繰り返されている。

イングリッシュ・ストリートやワーウィック・ロードなど主要道路が交差するところに16世紀建造のシタデルが据えられている。そこから北西に進むとステンドグラスが美しいカーライル大聖堂、その近くには今は博物館となっている中世のギルドハウスがある。

さらにその先にあるカーライル城は、もともとローマ人の砦があったところに1092年にウィリアム2世が建てたもの。1568年にはスコットランド女王メアリー1世が幽閉された。

カーライル駅は、ウェスト・ヨークシャー州のリーズまで延びるセトル・カーライル鉄道の北のターミナルになっている。kbt