概要 セルビア語で“白い町”を意味するこの町は、ドナウ川とサバ川の合流地点に拡がるヨーロッパとアジアを結ぶ交通の要衝である。 この地では昔から多くの民族が戦火を交え、或いは平和に共存してきた。とりわけ14世紀未から500年間この地を支配したトルコの影響は大きく、町のそこかしこにその跡が残る。 食べ物や音楽にもその影響が現れ、町には西方文化と東方文化が融合したどことなく不思議な雰囲気が漂っている。 2つの川の合流点にあるこの町を一望するのに適しているのが数々の歴史の舞台となったカレメグダン城祉公園だ。 石積みの城壁に固まれた広い敷地内には、二つのセルビア正教会を始めとして15世紀の塔、勝者のモニュメント、軍事博物館などがある。 旧市街の中心に共和国広場があり、広場の中央にはトルコの支配から町を開放したミハイロ・オブkノビィチ公の騎馬像がそびえる。 広場に面して国立博物館や、国立劇場などの歴史ある重厚な建物が並んでいる。 広場からは町随一の繁華街、クネズ・ミハイロバ通りが続いている。この通りは歩行者専用で、両側にはブランドショップや、レストラン、カフェ、ブティックが並んでおり、大勢の人が夜更けまで散策を楽しんでいる。 ベオグラードの魅力の一つは数多くのセルビア正教会があることだろう。セルビア正教本山大聖堂や聖マルコ教会などの大教会を筆頭として街角の小さな教会に至るまで、その内部は壮麗なイコノスタス(聖障)やフレスコ画で飾られており、宗教美術やビザンチン美術の散策には町の教会巡りは格好の過ごし方となる。 ドナウ川沿いの隣町、ゼムンは18世紀初めから200年間オーストリアに占領されたため、町並みがベオグラードと異なって感じられところとして人気が高い。qgto 空港 ベオグラード・ニコラ・テスラ空港 Belgrade Nikola Tesla Airport(BEG) 市街地の西12km 市内までタクシーで約30分 見どころ カレメグダン城祉公園 Kalemegdan Park セルビア正教大聖堂 正教会博物館 聖マルコ教会 聖サヴァ教会 王宮 国立博物館 National Museum 印象派のコレクションで知られる 民族学博物館 近代美術館 二コラ・テスラ博物館 フレスコ画柔術館 |