ポルトから北約60km
人口約9万人
*「宗教の町ブラガ」と言われるほど宗教色が強く、モニュメントも数多い。
*レコンキスタが進んでイスラム教徒のムーア人の支配が終わると、11〜12世紀にかけて大司教座が置かれ、以降ずっとポルトガル第1の宗教都市として発展してきている。
*16世紀には司教ディオゴ・デ・ソウザの権力は国王をしのぐほどだったという。


アクセス
ポルト/サン・ベント駅から列車で1時間30分、カンパーニャ駅からICで1時間


見どころ
カテドラル Se
12世紀に初代ポルトガル王アフォンソ1世の父エンリ伯爵と妻テレーザによって建設された。

旧大司教館 Antigo Paco Episcopal
市の中心部、カテドラルの向かい側。現在は公共の図書館として使われていて、大司教管区全域から集められた30万冊以上の蔵書がある。裏手にあるルネサンス様式のサンタ・バルバラ庭園も見ておきたい。

ボン・ジェズス教会 Bom Jesus do Monte
この地域の観光のハイライト。ブラガの近郊6kmの丘の上にあるキリスト教徒の巡礼地で、標高400mの丘の上に建つ。町から出るバスを降りるところから教会の建つ頂上まで緑の木々に覆われた中に99段の祈りの階段がある。階段の方角が変わるところには小さな礼拝堂があり、それをお参りしながら上がっていく。この標高差116mの頂上まで膝頭で這い登る苦行者の姿も見かける。
教会に近づくと各階段には美しい泉が配されている。下から「5感の階段 Escadaria dos Cinco Sentidos」、 「視覚の泉」、「聴覚の泉」、「臭覚の泉」、「味覚の泉」、「触覚の泉」の順になっている。その上の「3徳の階段 Escadarie das Virtudes」は「信仰」、「希望」、「博愛」を表している。最後の踊り場はモーゼス広場で、右側に美しい庭園がある。
教会の前に立つ銅像はピラトからキリストの処刑にかかわった8人の人物。この教会は1784〜1811年に建てられたもので、新古典様式。観光客のために直接この頂きの教会までバスルートがある。終点からはケーブルカーもある。このケーブルカーは1882年イベリア半島で最初に作られたもので、水力を利用している。TA