アラビタ山脈の北側に位置するワインで知られる村 アゼイタンには,.19世紀の初頭からアラビダの斜面にブドウ畑を作ってきたアデガ(ワイナリー)、ジョゼ・マリア・ダ・フォンセッカ J.M.de Fonsecaがあり、ワイナリーの見学と試飲ができる。
19世紀の終わりころ、ブラジルの送ったワインが不良ということで樽のまま送り返されてきた。ところがブラジルを船で往復する間の高級ワインに変貌したという。
このたるは大事に寝かされ、特別な人のためだけに少しずつ瓶詰されてきた。
埃の染みついた格子の向こうにブラジルから帰った100年以上前の樽が眠る。

(参考資料;ポルトガル政府観光局)