オスロ Oslo
概要
オスロはノルウェーの首都であり、氷河によって生まれたフィヨルドの奥深くにある。
古代ノルウエイ語で「神の牧場」
三方を山に囲まれ、緑豊かな美しい自然、景観が調和した港町。
バイキング王ホルローデによって拓かれたのが1050年。
その後1299年にノルウェーの首都となり、1624年に起きた大火災のため、町は全焼に近い被害を受けた。これを機にオスロは大きな変革を遂げる。
町の再建にあたったデンマーク王クリスチャン4世により、一時はクリスチャニアと呼ばれるようにもなった。その間、約300年。1925年に再びオスロとなるまで長い月日が流れ、現在にいたっている。
オスロはまた芸術の都でもあり、市内には数多くの美術館やギャラリーが点在する。絵画や彫刻に限らず、演劇なども盛ん。なかでもエドワルド・ムンクの作品が収蔵する国立美術館は有名。「叫び」「マドンナ」が展示されている。
市内で最もにぎやかなのは、中央駅から王宮に向かうカール・ヨハンス・ガーテ通り。有名なブティックのほか、さまざまなショップ、カフェやレストランが軒を並べる人気スポットとなっている。kbt
空 港
ガーデモエン国際空港 Gardermoen Airport(OSL)
空港アクセス;エアポート・エクスプレス・トレイン 35分
街の特徴
外海から100kmフィヨルドで内陸に入る
カール・ヨハン通り・
市内の見どころ
オスロ大聖堂
オスロ大学・アラウ講堂
ムンクの「アルマとマタール」という大きな壁画が ある. ^ ノーベルの命日(12月10日)にノーベル平和賞授与式が行われていた。
王宮
毎日13;30に衛兵交代がある
市庁舎
四角い二つの塔が目印
市創立900年を記念して、コンペで毎年12月10日ノーベル賞の授与式が行われる
国立美術館 Nasjonalgalleriet
ムンク2部屋「叫び」「マドンナ」「思春期」など
国立劇場
アーケシュフース城
敵の攻撃にもよく耐え、一度も落城しなかった。
国会議事堂
イブセン博物館
戯曲「人形の家」
コンチキ号博物館 Kon-Tiki-museet
「コンチキ」はポリネシア語で「太陽の息子」
ペルーからイースター島まで8000kmを101日かけて漂流した
ヴァイキング号博物館 Vikingskipshuset
1904年に発掘されたオーセバルク船が目玉
フラム号博物館 Frammuseet
1911年アムンセンの南極探検に使用された船
ノルウエイ民族博物館 Norsk Folkemuseum
各地の木造建築170棟を展示
フログネル公園 Frognerparken
(ヴィーゲラン公園) 彫刻家グスタフ・ヴィゲーランの彫刻約200点の展示
「モノリッテン」石柱 121人の老若男女が絡み合う
ヴィーゲラン美術館
フログネル公園に隣接
トレゴーデン・クリスマス・ハウス サンタクロースの町
ホルメン・コッレン・スキージャンプ台
海抜412mのところに立つ
1952年の冬季オリンピック
ムンク博物館 Munch museet
生誕100年を記念して開設
パステル画の「叫び」(1893年)
テンペラ画の「叫び」(1910年)
リトグラフ版「叫び」(1895年)
3点を所蔵
ムンクの「叫び」
エドヴァルド・ムンクEdvard Munch(1863-1944)
ムンクが描いた絵画作品「叫び」は、実は5点以上の存在が確認されており、最も一般的に目にする機会が多いのは、オスロ国立美術館所蔵の油彩画と思われる。
そのほか、テンペラ画(1910年) とパステル画(1893年版)とリトグラフ(1895年)の3点がムンク美術館に所蔵されている。
さらに、ノルウエイ人実業家ペッター・オルセンが所蔵していたパステル画(1895年版)の5点が現存する。
ペッター・オルセンが所蔵していたパステル画は2012年5月2日にニューヨークのサザビーで競売にかけられ、日本円で約96億円で個人に落札された。
1994年2月14日にオスロ国立美術館所蔵の油彩画が盗難に遭い、ロンドン警視庁美術特捜班によるおとり捜査で犯人に画商を通じて接触、同年5月の犯人逮捕時に発見されている。
ムンク美術館に収蔵されていたテンペラ画は、油彩画「マドンナ」とともに2004年8月22日に盗み出されたが、2点とも2006年8月31日にオスロ市内で発見された。しかし「叫び」は液体による損傷を受けており、完全な修復は不可能だった。2008年5月23日からムンク美術館では、完全に修復された「マドンナ」とともに、完全には元通りに戻っていないが「叫び」の方も展示が再開されている。
テンペラ画とは、乳化作用を持つ物質を絵具として利用する絵画技法。
パステルは、クレヨンに似ているが蝋分はなく、乾燥した顔料を粉末状にして少量の粘着剤を固めた画材。