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本土から、最も近いところで約5km 全島わずか6km、幅2.7kmの島。 人口1万3000人 ●世界中のツーリストに大人気の島だけあって、とにかく夏の混雑はすごい。 ●日々5000人以上が船を降りる。運転手に船頭、それにレストランや土産屋の従業員以外は殆ど観光客といっていいほど、地元の人を見かけないほどだ。 比較的空いていてカプリかしい雰囲気を味わうなら、春の4〜5月か10月がお奨め。 ●冬はいささか寂しさを感じ、カプリらしさが欠ける。 アクセス ナポリから高速船とフェリーがあり、発着する港が異なる。 ローマからの日帰りツアーなどの強行スケジュールの日程でなければフェリーがおすすめ。ナポリの町が一望でき、落ち着いて写真も撮れる。所要時間の差もさほど違わないし、運賃もはるかに安い。 ●ナポリ・ベヴェレッロ埠頭Molo Beverello 高速船の乗り場。数社の船会社が横並びにあり、乗船券売場のモニターで最も早く出発する船会社の窓口で行き先と枚数を伝え、料金を支払うと、乗り場番号を言ってくれる。 帰路はどの船会社便が先に出るか分からないので、片道だけ購入する方がいい。 フェリー乗り場は高速船乗り場から約100mはなれている。 中央駅やホテルからタクシーを利用する場合は、はじめにどちらの船を利用するのかはっきり伝えておくといい。セコイタクシーが多い。 ●ナポリ・メルジェッリーナ港Porto Mergellina 高速船が就航している。カプリ行きはベヴェレッロ埠頭発着よりも少ない。 ホテルがこちらに近い場合には便利だ。 ●ソレントから ヴェスヴィオ周遊鉄道でソレント行きを利用する。 高速船が通年就航している。約30分 ソレント駅から港までは急坂の町をぬけて10分、バス(黄色)がある。 ●アマルフィ、サレルノ、ポジターノから(夏期のみ) 便数は少ない。アマルフィから高速船1時間20分、サレルノからフェリーで2時間 ●(カプリ到着) 高速船とフェリーはすべて、カプリ島のマリナ・グランデ Marina Grande港に到着する。 青の洞窟は同じ港からモーターボートで行く。 島の交通 ●島内にはカプリとアナカプリの2つの町がある。いずれも島の高台にある。 ●マリナ・フランデ港からはカプリの町までケーブルカーfnicolare とバスがある。冬季はケーブルカーは運休していることがある。 ●カプリの町までは2.25kmの曲がりくねった上り坂マリーナ・グランデ通りVia Marina Grandeを歩いてもいい。 ●カプリで青の洞窟だけでなく、島の中も見たい向きには、まずバス発着場で一日券を購入するといい。ケーブルカーもバスも終日自由の乗れる。 ●カプリの町までは5分足らず。カプリからアナカプリまでは15分足らず。 ●アナカプリのバス停近くにはこの島の最高峰ソラーロ山へのチェアリフトもある。 また、青の洞窟行きも出ている。 ●カプリ島にはレンタカーの店はない。 見どころ アップダウンの多い島で、どこへ行くのもかなり坂道を歩くこととなる。路線バスは限られた地域にしか走っていないため、大部分は徒歩で行かなくてはならない。すべてみようとすると少なくとも3〜4日はかかってしまう。 青の洞窟の観光だけでなく、滞在してカプリやアナカプリなどを見て回る場合には、早めに地図を購入することをお奨めする。マリナ・グランデで下船すると、桟橋のたもとにインフォメーションセンターがあり、そこには日本語の地図もある。1ユーロ。 青の洞窟 Grotta Azzurra 岩場の多いカプリの島の周囲には、海に開いた洞窟が10以上が点在する。その多くはすばらしく、ボートで行くことができるが、中でも最も美しいのが「青の洞窟Grotta Azzurra」だ。 開口部が、高さわずか1.3mの入口から手漕ぎのボートに身をかがめて中の空洞部に入る。 狭い入口から入った太陽の光が水中で屈折し、洞窟の壁に反射して、不思議な青色を生みだしている。 ●船利用: カプリの港マリナ・グランデから20人くらいのモーターボートに乗って(25分)洞窟のそばまで行く。洞窟へは手漕ぎボートに乗り換えて体をボートにかがめて船頭が手綱を引き寄せて洞窟の中に入る。洞窟内はほんの数分だけ。所要時間は約1時間半。 洞窟を見た後、島を一周するツアーもある。 潮位により中に入ることが出来る時間が限られている。 夏期と冬期では入れる時間も異なる。天候が悪くて海が荒れている日も入ることが出来ない。乗船前に、マリーナ・グランデのインフォメーションセンターで洞窟に行けるかどうか確認した方がいい。 ●陸路で洞窟そばまで アナカプリから青の洞窟上まで路線バスがほぼ30分間隔で運行されている。アマカプリからは10分くらいで着く。バス停から階段を下りていくと、手漕ぎボートが客待ちしている。船頭と交渉しする。洞窟への入場料、ボート代で11ユーロ、その他にチップがほしいという。5ユーロくらい要求する。 モーターボートのツアーがある午前中はボートも待機しているが、昼ころからは引き揚げてしまっていなくなる。波が荒くて中に入れない時もボートはいない。 カプリの町周辺 Capri ●ウンベルト一世広場Piazza Umberto T 中心となる広場で、フニクラやバスがつくところに隣接していて、カフェテラスが広場を囲んでいる。 --天然のアーチArco Naturale 波の波濤によって岩が崩れてきてアーチが形成された。 ウンベルト一世広場からマテルマニア通りVia Matermaniaを約30分歩くと、たたきつける波にちってできた岩のアーチにたどり着く。 この周辺をハイキングするとプンタ・ディ・トラガラPunta di Tragaraやフアラリオーニの岩島群などの美しい景観を望むことが出来る。 ●大砲の展望台 Belvedere Kannone ●チェルトーザ・ディ・サン・ジャコモ修道院Certosa di S.Giacomo ウンベルト1世広場からD・ピラーゴ通りViaD.BiragoまたはV・エマヌエーレ通りViaV.Emanueleを下るとViale Certosaelに出る。 14世紀に建造のカルトウジオ会の簡素な修道院で、回廊と、彩色を施した礼拝堂がある。 修道院の近くには、カラフルに花が咲き乱れるアウグストウス帝の庭園Giardini di Augustoがあり、そこから島の南側に沿って散らばるファラリオ一二の岩島群Isole Faraglioniの景観を望むことができる。 9:00〜14:00 無料 日・月曜閉館 ●カプリ化石センター博物館Museo del Centro Caprense Iguazio Cerio この島に関する書籍と雑誌のコレクションと、地元で出土した旧・新石器時代の化石が展示されている。 Piazzetta Cerio 5 10:00〜14:00 無料。日・月曜休み ●サント・サルバトーレ教会(サンタ・テレーザ教会)S.S.Salvatore(Santa Teresa ●サン・コスタンツォ教会 ●旧サント・ステファノ大聖堂 Chiesa di Santo Stefano ウンベルト1世広場Piazza UmbertoIにある17世紀の教会。 見どころは主祭壇南側の礼拝堂にある、もの憂げに寄りかかる2人の貴族の像と、北側の礼拝堂にある、保存状態のよいローマ時代のタイルが。この北側礼拝堂のそばには、ある聖者の遺骨を納めた聖遺物箱があり、そのおかげで19世紀にカプリはペストから救われたと信じられている。 ●パラッツォ・チェリオ宮殿Palazzo Cherio ●ヴィラ・イオヴィス(ティベリウス皇帝宮邸)Villa Jovis(Palazzo di Tiberin) かってのティベリウス帝の邸宅「ヴィッラ・ヨヴィスVilla Jovis」 ティベリウスの宮殿Palazzo di Tiberi」とも呼ばれる。 保存状態のいいローマ時代の遺跡 町の中心部から東へ、ティベリオ通りVia Tiberioを1時間歩く。 Via Tiberio ●パラッツォ・ア・アマーレ離宮 ●グロッタ・ディ・マテルマーニア洞窟 アナカプリと周辺 Anacaprl ●ラ・ミリエーラ展望台Belvedere di Migliera ●サン・ミケーレ教会S. Michele ●ソラーロ山Monte Solaro: ヴィットリア広場からカプリの最高峰589m、2人乗りリフトチェアで12分 9:30〜日没、11〜2月10:30〜15:00 ●ヴィラ・ダメクータ離宮Villa Damecuta ●バルバロッサ城 ●サンタ・マリア・ア・チェトレッラ教会 Santa Maria Cetrella ●プンタ・カレーナ岬・灯台Punta Carena ●サンタ・ソフィア教会Santa Sofia ●ヴィラ・サン・ミケーレVilla S.Michele Viale Axel Munthel ヴィットリア広場Piazza Vittoriaから北に歩いてすぐ スウェーデン人の医師アクセル・ムントの著書「サン・ミケーレ物語The Story of San Michele」のため、ヨーロッパの人たちに大変人気の別荘でいつも混雑している。 荒れ果てたローマ時代の別荘跡にムントが建てたもの。ティベリウス統治下時代のローマの彫刻が収蔵されている。 5〜9月9:00〜18:00、11〜2月10:30〜15:30、3〜4月・10月9:30〜16:30 EUR4.20。-サンタ・マリア・ア・コスタンチーノポリ教会(クリティ教会)Santa Maria a Constantinopoli ●カーサ・ロッサ Casa Rosa ショッピング カプリ島はレモンで有名。 レモンの香りの香水と、甘いレモンのリキュール「リモンチェッロLimoncello」。 ミニチュア便もあるので、一杯引っ掛けてみるといい。 |