ストロンポリ島 lsola di Stromboli 概要 人口約500人 エオリエ諸島のなかでは4番目の大きさで最も北に位置する島。 噴煙を火口からたなびかせて、ストロンポリ火山はヨーロッパで火山活動が最も盛んな山で、火口は、高さ924mの円錐で出来ている。 噴き上げる真っ赤な熔岩流が噴煙を吹き、灼熱の光を発しながら海に向かって進んで行く光景を見ることができる。 夜に入れば、その景観は、恐怖に満ち、まるでアニメ映画の世界のような壮大さを帯びる。 1930年の大噴火を機に、それまでいた5000人の島民のほとんどが島を離れ、現在、住民は約500人にすぎない。 最も新しい噴火は1996年3月で、小規模ではあったが、数人の負傷者が出ている。 エオリエ諸島で最大の呼び物のストロンポリ島の火山観光で、早朝や夜間の登山と万人向きの船上から溶岩流を眺めるツアーがある。 ストロンポリ島へのアクセス リバリ島から高速艇で50分 フェリーで2時間45分 スカーリ(サン・ヴインチェンツオ地区)Scari/San Vincenzoに着く。 島の中の道は狭い通りばかりで、ミニカーしか通れない。港のタクシーもカートのような車だ。 火山登山 ガイド付きで行われている火山登山に人気がある。 往復約5時間のかなりハードな行程だが、天候の変化の激しいところで、さらに時間がかかることもある。 夜間の登山は、火口から吹き上がる溶岩が暗闇の中に赤々と浮き上がり、ドラマチックな光景を楽しませてくれる。寒さや雨に備えた衣服や登山靴、懐中電灯、食糧、十分な水などが必要となる。 船上からの夜景もすばらしく万人向きのツアーだ。 |