人口5万9100人、 概要 ジェノバから120km、高速道路で1時間半足らず。フランスのニースからは50km。30分の距離と近い。 音楽祭として知られるリヴィエラ最大の高級リゾート地。町にはいくつもの高級ホテルやカジノがあり、一年中優雅な雰囲気に包まれている。 西リヴィエラ海岸を「花のリヴィエラ」と呼ばれているのは、70kmに及ぶ海岸がアペニー山脈によって冷たい北風を守って温暖な日が続くため花の栽培に最適だから。サンレモはその集散地となっている。 サンレモは町全体が坂道になっている。 旧市街が丘の上の方にあり、中心地はラ・ピーニヤLa Pigna.メインストリートはマッテオッティ大通りCorso Matteottiで高級ブティックが軒を連ねる。 観光客でにぎわうのは海岸沿いのは新市街。 サン・レモは、19世紀半ばから後半にかけて、ヨーロッパ、特に英国やロシアのエリート階級の人たちの避*暑・避寒地として脚光を浴びていた。 ロシア最後の皇帝ニコライ2世の祖母のマリア・アレクサンドロヴナ皇后もここに滞在していて、ロシア正教会もあるほどだ。 現在も高級リゾート・ホテルは数軒あるが全盛期の面影が薄れてしまっている。 また鉄道の開通により多くのホテルがビーチからも切り離されてしまっている。 港からは季節により多彩なクルーズが楽しめる。 アクセス 鉄道: ジェノバ(Piazza Principe)からヴェンティミリア Ventinliglia方面行きICで2時間、鈍行で約2時間50分、いずれかが1〜2時間おき。 バス ジェノヴァからが便利だ。ミラノからの直通(5時間30分、1日1本)もある。 サン・レモの発着場所は、駅またはコロンボ広場にあるバスターミナル(Piazza Colornbo 42)。 ここからサンレモ周辺都市:インペリア(所要45分、1時間に1本以上)、内陸部のタッジアTaggia(25分、1時間に1本以上)、トリオラTriora(1時間15分、1日4本)。 見どころ ロシア正教会 Chiesa Russa Ortodossia タマネギ形のドームを持ち、内部はシンプルでキャンドルの香りが漂う。 マリア・アレクサンドロヴナ皇后に従ってサン・レモにやってきたロシア人のために建てられた。 1906年にこの教会を設計した建築家アレクセイ・ショーセフは、20年後にモスクワのレーニン廟の設計を担当している。 Piazza Nuvoloni ポレア・ドルモ館Palazzo Borea d'Olmo 15世紀に建てられたジェノヴァ様式のこの建物には、現在、小さな考古学博物館、美術・郷土史博物館が一部使用している。 Corso Matteotti 143 月曜休み 花市場 暑い夏の3か月をのぞいて毎日開かれている Corso Garibaldil 6〜10月 4:00〜8:00 激しい競りの様子が見られる。6時頃に行かないとセリが終わって花がなくなってしまう。早いときには7時頃に市そのものが終わってしまう。 ヴィッラ・ノーベ Villa Nobel: ダイナマイトの発明者でノーベル賞の創設者、スウェーデン人のアルフレッド・ノーベルが住んでいた屋敷 。Corso Felice Cavallotti 112。 ヴィッラ・オルモンド Villa Ormond 日本庭園で知られる。時々美術展なども開催されている。 Corso Felice Cavallotti 51 庭園8:00〜19:00の無料。 近郊 ビニヨーネ山Monte Bignone 山頂(標高1299m) 市街地から車で近い 山頂からは、サン・レモの街並みと、フランスのカンヌCannesあたりまで一望できる。 イングレージ大通りCorso degli Inglesiからロープウェーもある(夏期以外は運休もある)。 |