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トリノ Torino (英語:Turin) (ピエモンテ州) ●ミラノから南西へ約140km、ジェノバから北西約170km ●人口:約92万人 ●トリノはポー川が周囲の山々からの小さな川を合流させて大きくなっている地域にある、緑豊かな整然とした道路に歴史的建物の建ち並ぶ美しい町である。 ●2006年の冬季オリンピックが開催された。 ●トリノというとイタリアを代表する国民車フィアットの大きな工場をかかえる工業都市というイメージが持たれるが、歴史的景観からはそれほど工業都市を感じさせることはない。 ●イタリアの多くの旧市街地が細くて曲がりくねった通りが多いのに、トリノの町は碁盤も目のように交差点のある道路や左右対称の広場などがあるのは、この町を9世紀にもわたって支配していたサボイア家によるところが大きい。サボイア家が17〜18世紀に都市計画を成し遂げ、町に当時のバロック様式の建物が建ち並ぶようになった。 ●この町の旧市街地の主要建造物はいずれも一定地区に集中しており散策するエリアにある。その中心はトリノ終着駅ポルト・ヌオヴォ前からまっすぐ3つの広場をつないで王宮まで延びるローマ通りVia Roma である。 アクセス ●空路: 国内線はローマが多い。ミラノは近距離にあるため3便のみ。国際線はEU内からの直行便が多い。 ●空港:(TRN)市内まで18km ●鉄道: ミラノからICで1時間40分 ミラノから列車はトリノ市内に入ってはじめにポルタ・スーサTorino Porta Susa 駅に停車するが、次のポルタ・ヌオヴォTorino Porta Nuovo が終着駅となっている。 出迎えなどを受ける場合には、どちらの駅なのかはっきり駅名を伝えておかないとミスしやすい。 見どころ ●● 広場に向かい合って左右対称にサンカルロ教会とサンタ・クリスティーナ教会が建てられている。 広場中央にはイタリア統一後初代の国王エマヌエレ・フィリベルトの銅像がある。 ●カステッロ広場 マダーマ宮殿、王宮、ドゥオモに囲まれているトリノの中心地。 ●ドゥオモ Duomo カステッロ広場の一角にある。内部のシンドーネ礼拝堂 Santa Sindone にキリストの処刑されたあと、その身体を包んだといわれている「聖骸布」が収められている。4年に一度公開される。 ●マダーマ宮殿 Palazzo Madama ●王宮 Palazzo Reale サボイア家の宮殿として使われていた。裏手に庭園がある。 モーレ・アントネリアーナ Mole Antonelliana 高さ165m。エレベーターで84mまで上がれる。市内が一望できる。 ●ヴァレンティーノ城 Castell del Valentino ポー川に面したヴァレンティーノ公園の中にある。 ●科学アカデミー宮殿 Palazzo dell’Accademia dell Science エジプト博物館とサバウダ美術館があるが、エジプト博物館はカイロの博物館に次ぐ出土品の展示として知られている。 ●自動車博物館 Museo dell 'Automobile "Casa Biscaretti di Ruffia" 1960年にイタリア自動車産業の創立者のひとり、カルロ・ビスカレッティ・ディ・ルッフィーアによりつくられたもので、クラシックカー500台が展示されている。 |