(ヴァレ・ダオスタ州 州都)
●トリノから西へ113km、ミラノから184km
●人口:約3万5千人
●アオスタ渓谷の最北端の町。
●州の名前そのものがアオスタ渓谷というように、周りを4000m級の山に挟まれた渓谷。真中の谷を流れているのがポー川の支流となるドーラ・バルテア Dora Baltea 川だが、その川の流れの中間にある町がアオスタで、ここの起源は紀元前25年となる。
●ローマから上がってきた道が北のグラン・サン・ベルナール峠へと向かうルートと、西のリヨンに向けてのプティ・サン・ベルナルド峠に至る道路の分岐点となっていた。
●現在、ドーラ・モルテア川のそばを高速道路が走り、そこから北側がアオスタ市内で、駅から北側を向くとそこにローマ時代に築かれた城壁がある。754m×572mの長方形で半分以上がそのまま残されている。この長方形を東西に走る大通りは車の走行ができず、主な見どころを巡るのは徒歩となる。



アクセス
鉄道
トリノから1時間毎、所要約2時間


見どころ
アウグストゥスの凱旋門 Arco di Augusto 
カエサル・アウグストスのローマ軍の勝利を記念して献納したもので、長方形の城壁の外側に建てられている。門のアーチは一つだけ。
プレトリア門
城内への東の門。門をくぐって右手にローマ円形劇場がある。
サントルソ教会 Santo’Orso
10世紀前後に建てられたもので、アオスタで最も古い教会。
カテドラル
11世紀に建てられた当時の壁面も残されている。