(トレンティーノ・アルト・アディジェ特別自治州トレント県シロールSiror)
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標高1450m。
人口:約1500人。
●コルティーナ・ダンぺッツォ、マドンナ・ディ・カンピーリオとともにドロミテで最も名高い三大観光地を形成している場所。
●百年前にはパーレの山群の征服を目指した初期の登山の末に作られたホテルが一つあるだけだった。
●紀元1000年ごろから、
チズモン渓谷 Val Cismon上流のこの盆地に,11世紀に入り,ロッレ峠を両方向から越える巡礼のためのベデディクト会の宿泊所があった。
●1900年代初期から始まったサン・マルティーノの開発は第一次世界大戦で破壌的な被害を受けたが、ホテルなどの収容施設においても、スポーツ及び登山設備においても、その後急速に開発が進められた。
●緑の草に覆われた盆地に静かに横たわり、上には黒い森の帯が広がるサン・マルティーノからは、周囲に険しくそそり立つチモン・デッラ・バッラ、ヴェッツァーナ、ロゼッタ、サッス・マオール、チーマ・デッラ・マドンナなど、ドロミテの岩壁の魅力的な景観を楽しむことができる。
●また、反対側にはカヴァッラッツァの穏やかな姿が連なっている。


見どころ
バネヴェッジョ・パーレ・ディ・サン・マルティーノ自然公園:
自然載察の採集品を展示するビジター・センターCentro visitatorがある(7月〜9月)。


ハイキンク
ロセッタ山頂Cima Rosetta 
標高2743m。所要時間30分。
コル・ヴェルデCol Verde(標高1914m)からリフトに乗り,次いでロープウエイで.標高260gmの絶壁の岩の間を登っていく。パノラマが素晴らしい。
トニヨーラ山alpe Tognola 
標高2163m。コンドラで渓谷と反対側の斜面を登ると,スキー施設を完備した高地がある。パーレの眺めが美しい。
チェス山頂punta Ces :
標高2230m。ここもバーレがよ<見渡せる展望台。リフトを2区間乗り継ぎ,コルプリコン山monte Colbricon(標高2603m)のふもとの斜面を登つていく。


周辺の見どころ:
バーレ・デイ・サン・マルティーノ山群 Gruppo delle Pale di San Martino:
垂直の岩壁,峰,峻嶺を擁する雄大な苦灰石岩の塊。
地図で見ると.山系は大文字のHを描き,その縦線は標高2500m級の高地が続いている。
ロッレ峠 Passo di Rolle:
標高1970m。
北へ9.5km。
チスモン渓谷とトラヴィニョ一ロ渓谷 Val Travignoloを結ぶ峠。
リソート,ハイキンク,ウインタースポーツで人気が高い。
ここからセニセンチイーニ小屋 Baita Segnantini(標高2291m)までは2.5km(リフトでも行ける),バーレ山群を眺望する絶好の展望台である。
コルプリコン湖群 Laghi di Colbricon:
標高1926m。
標高2325mのカヴァッラッツァ山Cavallazzaの北西斜面にある。
車でチェス牧場小屋malga Ces(標高1654m)まで行き,そこから徒歩1時間で湖群に着く。
湖岸ては中石器時代(8000〜9000年前)の先史時代狩猟民の追跡が発見されている。