(トレンティーノ・アルト・アディジェ特別自治州トレント県ピンツオーロPinzolo)
標高1522mの高原リゾート。
●コルティーナ・ダンぺッツオ、サン・マルティーノ・ディ・カストロツツァと並んで、アルプスの最も有名な夏冬の保養地の一つであり、観光地としての歴史はすでに一世紀を越えている。
●プレンタのドロミテ山系の麓に位置し、アダメソロやブレザネッラなどの山群への登山の出発点となっている。
●また最近では近隣のカンポ・カルロ・マーニョなどの開発が進んで地域が拡張され、観光客に近代的な設備を備えたホテルと周囲の山への登山施設を提供している。
●ホテルの集まる市内からは合計250km以上の山道が放射状に伸び、スキーリフトやロープウエーがドロミテ・アルプスの斜面に向かって上っている。
●また、周辺の保養地をつなぐホテルや山小屋なども整備されており、もつとも快適で洗練された場所の一つに数えられている。
●ここの開発の歴史は古く、1872年頃,トレントの司教座聖堂参事会修道院総会から土地を購入したジョヴァン・バッティスタ・リーギGiovan Battista Righiと名乗るいう企業家が最初のホテルとピンツォーロから登ってくる道路とを建設したことん始まる。
町の広場には、彼の記念碑が建っている。
●ここはイベントも多く、スポーツや山岳関係のアトラクションが広範に組織だって催され、ロック・クライミングの学校や美術展も行われている。
--3−Treトレ世界大会として有名なスキー競技会(12月)。
--ウインター・マラソンWinter Marathon(クラシックカー・レース:1月中旬)。
--氷上スピードウェイSpeedway su Ghiaccio(氷上の自動車レース:1月)。


見どころ
サンタ・マリア教会 S.Maria:
内部に,3体の像と絵画装飾のある扉を備えた15世紀後半のコシック様式の三幅対祭壇画を収める。


ハイキンク
スピナーレ山 Monte Spinale 標高2104m。
ロープウェイまたは徒歩の場合は小道を1時間30分。
高地(山小屋あり)から,フレンタBrenta,アタメ、ソロAdamello,ブレザネッラPresanella,チエヴェターレCevedaleの山々が見渡せる。
山小屋 Rifugioとナンピーノ湖1ago di Nambino(標高1767m)へは,ます3km先のナンピーノ牧場 Marga Nambinoまで行き,そこから徒歩で20分。


周辺の見どころ:
フォルガーリタ Folgarida :
標高1270m。北へ9km。
途中、2.5km地点.マレMaleへ向かう道路沿いのカンボ・カルロ・マーニヨCampo Carlo Magnoは,ノーチェ川Noceとサル力川Sarcaの水源を分かつ牧場の分水嶺にあり,人気の高い別荘地,スキー場でもある。
9km地点のフォルガーリタはメレドリオ渓谷 Val Meledrioにある別荘地。
スキーリフトでカンビリオと結ばれたっインタースポーツのメッカでもある。
プレンタ山群 Gruppo di Brenta:
アディジェ川以西の唯一のドロミテ山群。
山岳誌的にも際立つた特質を示し,マドンナ・デイ・カンビリオとモルワエーノMolveno,そしてノーチェ川とサル力川にはさまれた一帯の景色を引きしめるようにそびえている。
岩棚の水平の筋が刻まれた堅<巨大な岩壁,塔状の山頂、尖峰.荒涼とした峡谷の上端の小さな氷河,氷結した岩溝が美しい景色をつくり出す。
充実したハイキンクコース網と山小屋があり,雄大な風景は縦走や伝統的なロッククライミングを楽しむハイカー,登山家に愛されている。
最高峰は標高3173mのチーマ・トーザCima Tosaと標高3150mのチーマ・フレンタCima Brenta。
アタメツロ・プレンタ自然公園 Parco Naturale Adamello-Brenta :
広さ6万1800ha。1967年にトレント県より指定された公園。
カンビリオ渓谷の西側では,ジェノウァ渓谷 Val Genovaが中心軸のように走り,険しい環境をまざまざと見せつける氷河,峰,多様な地相を持つアタメ、ソロとブレザネッラの2つの山群をカバーする。