(トレンティーノ・アルト・アディジェ特別自治州トレント県) 標高1000m。 人口:約4000人。 ●トレントから北東約60km、ボルツァーノから南東44kmのところにあるフィエンメ渓谷最大の町。 ●平坦な草原がフィエンメFiemme渓谷を流れるアウィジオAvisio川に向かって傾斜している谷の中心の町。 フィエンメとファッサの間のドロミテ街道にある。 ●標高1000mのエレガントな村落は最も人気の高い観光地の一つで、快適な気候に恵まれている。 ●ラコライLagorai山脈の黒々とした森が盆地を取り囲み.遠景にパーレ・ディ・サン・マルティーノPale di S.Martinoの山々が目に入る。 ●美術品も数多く、宮殿は1200年代とルネッサンスの宮殿建築の重要な遺産である。 ●トレントの司教伯たちはここに夏の宮殿を持っていたが,その古い習慣を繰り返して別荘の住人たちがカヴァレーゼにやつて来る。 ●村の特徴ある古い家々と近代的なホテル建築がここではみごとに共存している。 ●例年、ウインタースポーツのイベントが行われる。 --マルチアロンガMarcialonga(1月の最終日旺)。 モエナMoenaからカヴァレーゼまでのスキー長距離レース。 見どころ ●フィエンメ渓谷共同体館palazzo della Magnifica Comunita di Fiemme ファサードが19世紀の中期以来,渓谷の11の共同体を統合したフィエンメ渓谷共同体のための建物となっている。 ユニークな機関で,現在でも大森林財産を管理している。 中世にトレントの司教伯が渓谷内の管区長の役所として建てさせた建物。 現在の婆は,司教ベルナルド・クレスBemardo Clesとクリストフォロ・マドルッツォCristoforo Madruzzoが好んだ16世紀のもの。 18世紀から使用されすにいたために,1935年に大改修され,本来の壮麗さをとりもどした。 女性と騎士,神話や寓意の主題に基いて描かれた16世紀ヴェネト派のフレスコ画で飾られている。 ●博物・絵画館 Museo Pinacoteca: 古い記録,共同体に関する規約類,羊皮紙写本,その他17−18世紀のいわゆる「フィエンメ派」の画家の桧の豊富なコレクション。 その中にはジュゼッペ・アルペルティGiuseppe Alberti,オラツィオ・ジョヴァンネッリOrazio Giovannelli,ウンテルベルガー一家のミケランジェロとフランチェスコ兄弟Michelangelo e Francesco Unterpergherの絵もある。 見学は15時〜17時.土曜・日曜・祝日は休館。 ●パンコ・デッラ・レゾンBanco della Reson: 二重の環状になっている背もたれのある長い板と,石の台のあるベンチが特徴の公園の中。 ここは昔,司教管区長が裁判を行った場所。 -アッスンタAssunta教区教会、 13世紀建造され、1400年代に改修されている。 北側に聖クストフォルスを描いた15世紀後半のフレスコ画がある。 ●サン・ヴィジーリオ教会 1600年代のもの、 ●サンテイ・セバスティアーノ・エ・ファビアーノ教会 1700年代のもの ハイキング ●チェルミス山 Alpe Cemis: 住宅とホテル地区がある標高2000m地点までロープウエーによって登り、そこからスキーリフトでさらに上まで行くことができる。 周辺の見どころ ●フィエンメ渓谷 Valle di Fiemme: フェダイアFedaia峠に発し,トレント市近くでアディジェ川に合流するトレント地方のアヴィジス川の長い谷の中間部に当る。 上流ではファッサFassa渓谷に,下流てはチエンフラCembra渓谷に接するこの渓谷は,ラコライ山脈の斑岩の山々とラテマール・ドロミテとの間にあって,森林と広大な草原と変化に喜んだ風景が特徴。 別荘滞在の人々,アルピニスト,スキーヤーが美しみを満喫できる地。 ●カステッロ・ディ・フィエンメ Castello di Fiemme: 南西へ3km。 避暑とウインタースポーツの地。 ドス・ゼロールDoss Zelorの麓。 村からあまり遠くない草深い高原にローマ帝政期(紀元前5〜2世紀)の居住区の城壁の遺跡がある。 この辺りはローマ時代の田舎の生活園に属していた。 ●テゼロTesero 東へ4km。 スターヴァStava渓谷の出口にある別荘地。 その上流7.5kmにパンベアコ山 Alpe di Pampeago(標高1757m)。スキー場がある。 ●ラヴァツェ峠 Passo di Lavaze 標高1805m 北東へ9.5km。 ラテマールとカティナッチョ両山群の見えるところにスキー場がある。山の鞍部の草原。 |