サンマリノ共和国 Repubblica di San Marino リミニの南24km 面積:6,113ku 人口:約2万4千人 ●イタリアにある独立国家で、世界小国ではで5番目、共和国としては世界最小・最古。 サンマリノ共和国の中にサンマリノ市がある。 ●-独立の通貨サンマリノ・リラはあるが、記念コインを除いてほとんどユーロが使われている。 ●主な産業は観光(年間350万人)で、歳入の60%を占める。独自のコイン・切手を発行して販売収入を得ている。 ●国連、国際通貨基金(IMF)にも加盟(1992年)。 ●イタリア経済に大きく依存し、通貨・関税とも同一歩調をとっている。 ●301年、ディオクレティアヌス帝の命で、アルベ出身の2人の石工がリミニ城壁修復のために、アドリア海の向こうから連れてこられた。2人はキリスト教布教の聖人であり、ディオクレティアヌス帝のキリスト教弾圧から逃げ出し、うち一人マリノがティターノ山へ逃れたというのがこの国の起源になっている。 ●中世は地形を生かした要塞で周辺の都市国家の領主、教皇庁などと抗争を繰り返していたが、11世紀に独立。1263年に共和制を樹立した。1631年にはローマ教皇庁も独立を認め、のちのナポレオンも同じく承認した。1815年にはウイーン会議で国際的にも独立が承認された。19世紀のイタリア統一運動では義勇軍を派遣して支援活動をしていた。1862年にイタリアと共に衛生友好善隣条約を結び、治安・教育・衣料などの保護を受け、国防・外交の一切をイタリアにお任せとなった。 ●垂直に切り立つ塔に険しくそびえているところが共和国の中心のサンマリノ市で観光的にもここがポイントになるが、山の麓にも小さな町がいくつかある。 ●F1のマリノグランプリのレース場は開催国こそサンマリノだが、、イタリア国内の町イモラにある。 ●サンマリノ市 San Marinoはティターノ山山頂周辺になる。 アクセス ●鉄道: ミラノあるいはボローニャからIC(アンコーナ Ancona 、バーリ Bari 方面)でリミニ Rimini へ。 ボローニャからESで約1時間、ICで約1時間30分、 ミラノからIC直行でで3時間40分 リミニからバスまたはタクシーで約50分。 ●車は山の頂き付近からやや下がったところが駐車場で、そこからは徒歩で上がる。 見どころ ●サンフランチェスコ教会 町の入口にある。1361年建立、博物館もある ●リベルタ(自由)広場 Piazza della Liberta 見晴らしのいい、町の中心の広場。夏期は一定の時間ごとに衛兵の交替が行われる。また、4月1日と10月1日の執政交替式、9月3日の共和国創立記念日には伝統衣装の衛兵の儀式が行われる。 ●政庁 Palazzo Pubblico del Governo リベルタ広場に面している。内部見学もできる。 ●3つの要塞 Rocche 垂直に切り立つティターノ山頂の中で3つの突起した頂きがあり、城塞が築かれてい北側に一番の見どころの城塞は11世紀に作られたもの。標高は738m。2番目はチェスタCesta、13世紀に築かれた。標高は749m、3番目はモンターレ Montale で13世紀に作られた。 ホテル事情 サンマリノには小さなものしかなく、数も少ないので泊帆が難しい。 最寄りのリミニ、またはラヴェンナで確保するといい。 F1開催時期はかなり広範囲にとれなくなる。例年サンマリノグランプリは4月中旬の週末に開催される。 食べてみる ●ピアディーナ 小麦粉に塩とラード、オリーブオイルを混ぜてよく練って、ピザの生地のようにして、フライパンで両面を焼く。 インドのナンのようにして、ハムやチーズ、野菜などを挟んで食べる。 古代ローマ時代からこの地方に伝わる素朴なもので、旅行者に人気がある。 |