ペーチュ Pecs
(世界遺産)
概要
ハンガリー南西部、メチェック山地の麓にある町。16世紀から17世紀にかけてトルコの支配下にあった。それを思い起こさせるのが中央セーチェニ広場にある旧ガージ・カーシム・パシャ・モスク。ハンガリー最大のトルコ建築だが、現在ではカトリック教会として使われていて、巨大なドームの上に十字架が建てられている。
また、世界的に有名な繊細なジョルナイ陶器の本店がこの町にあり、その作品や創始者の遺品などを展示したジョルナイ博物館もある。
ブダペストにある歴史的建造物の屋根にはジョルナイが使われている。
見どころ
初期キリスト教霊園
(セント・イシュトバーン広場)
丸屋根のついたトルコ時代の大寺院
旧カーズィカッシクイ・パシャ・モスク
最大のトルコ建築、細く延びたミナレット
ジョルナイ陶磁器博物館
ジョルナイ陶器の創始者の作品を展示
19世紀末、首都ブダペストにおいて急速な都市化が進み、建築家は焼き物の工場と連携して装飾を凝らした数々の建物を残していった。ジョルナイ工房はその担い手のひとつで、耐凍害性の彩釉テラコッタやメタリックな輝きを持つエオシン釉を開発していた。
大聖堂
(4塔 60m)
ローマ時代