概要
ザグレブの南、約110Kmにある国立公園。
全長8kuのプリトビッツェ川に大小16の湖と90の滝がある。
2つのグループの湖群になっている。
カルスト地形を通ってきた2つの源泉、黒川(クルナリエカCrna rieka)と白川(ビエラリエカ Bijela rijeka)が合流して、標高637mの最初の湖プロシュチャンス湖に流れ込んでいる。
その水はどこまでも透き通っている。蛇行しながら200kuの広い広葉樹林の中を流れるプリトヴィッツェ川が、階段状に点在する16の湖の間に連なる無数の滝を通ってコラナ川に流れていく。
この美しい景観を求めて年間80万人の人々が訪れる。広大な面積の大部分は森林で野性の熊やオオカミ、多数の鳥類が生息している。
1949年に国立公園に指定され、1979年には世界遺産に登録された。
1991年クロアチアが独立を宣言すると、セルビア側が反発し、この付近一帯を拠点として激しく抵抗した。
こだまする爆撃による轟音に驚き、この付近の森に生息していた動物が絶滅してしまった。ユネスコは世界危機遺産に指定していた。
紛争が終結し動物が少しずつ増えてきて1997年に危機遺産が解除された。
その後美しい姿を取り戻している。
広大な園内は、ハイキングコースを徒歩で散策する以外にも、エコロジーバスと遊覧船による自然景観の鑑賞ができる。
国立公園 http://www.np-plitvicka-jezera.hr =


アクセス
ザグレブからスプリット、またはxsds−ル行きのバスで約2時間30分、プリトヴィッツェで下車。=

ホテル
公園内には2軒のホテルがあるが、夏季シーズンは早くから予約しないと確保できない。
ツアーでは7・8月には公園内のホテルに宿泊するものはほとんど設定していない。
10月中旬〜4月中旬は休業。

ブリトヴィッツェの16の湖
2つのグループの湖群になっている
最大の落差の滝はヴェリコ・スラブ(落差75m)
(上湖群)
1,プロシュチャンス湖(海抜637m)
2,ツィギノヴァツ湖
3,オクルグリャク湖
4,バティノヴァツ湖
5,太湖
6,小湖
7,ヴィル湖
8,ガロヴァツ湖
9,ガロヴァツ堰堤
10,ミリノ湖
11,グラディンスコ湖
12,コジャク湖
(下湖群)
13,ミラノヴァツ湖
14,カヴァノヴァツ湖
15,カルジェロヴァツ湖
16,ノヴァコヴィチャ・プロド湖(海抜503m)