概要 ギリシャ本土とペロポネソス半島の西側に点在するイオニア諸島。 アドリア海とイオニア海の間に位置することから、古くから海上交易における重要な役割を果たしてきた。 ローマ、ベネチア、フランス、イギリスといった国々に支配や保護を受けたことから、建築様式や生活習慣などに多彩な特色が見受けられる。 ギリシャ国内でも比較的降雨が多い地域で、温暖な気候と肥沃な土地が、早くからヨーロッパのリゾート地として注目を集めてきた。 なかでも著名な島がコルフ(ケルキラ)島。人口約10万人 古代から19世紀まで東地中海の海上交通の要であるとともに、数多くのビーチにホテルが建つリゾート地として観光客の人気を集めている。 ケルキラの旧市街には石畳の路地が続き散策に最適。 運河の両側には、緑豊かな広場・スピアナダ園とベネチア時代の城塞・パレオ・フルリオが並ぶ。ケルキラ大聖堂や聖スピリンドン教会、ヴェネチア様式の市庁舎など建築物をはじめ、古宮殿内に併設されたアジア美術館や考古学博物館、ソロモス博物館などのみどころが多い。 中でもアジア美術館は、所蔵している絵画の中に1795年に制作された東洲斎写楽の浮世絵は見つかっている。~-市街の南には観光名所となっているカノニがあり、海上のヴラヘルナ修道院まで続く遊歩道がある。 沖に、ポセイドンの力により船が岩になってしまったという伝説が残るポンディコニシ島を望むことができる。 イオニア海のクルーズもいろいろ設定されている。Qkbt アクセス 空路: アテネから直行便が運航されている。人気のリゾート地で夏季は増便されているが混雑していて予約が取りにくい時もある。 フェリー: イタリア・ブリンディッシュトパトラを結ぶフェリーの寄港地 ケルキラ旧市街 スビアナダ庭園 パレオ・フリケオ(古い要塞) パレア・ポリ(旧市街) アヒリオン宮殿; オーストリア王妃エリザベートによって建てられた ケルキラ岬最南端 |