リル・シュル・ラ・ソルグ L'Isle sur la Sorgue

Provence-Alpes-Cote d'Azur 地方
Vaucluse県
人口:14443人
観光案内所:Place de la Liberte

リル・シュル・ラ・ソルグフォト

概要

マルセイユの北々西約75km。ヴオークリューズ山地の麓に位置する町。
「ソルグ川に浮かぶ島」という意味の地名。
17~18世紀建築の教会や病院が見られる。人口約1万3000人。
地元では「プロバンスのヴェネチア」と呼んでいる。ヨーロッパでもっとも豊かな泉の源流とするソルグ川には、きれいな水が流れる。
ソルグ川と運河が町を縦横に巡っている。かつてはその水を利用して織物や染色、オリーブの圧搾と、人々の生活を潤してきた。その当時の動力となっていた大きな水車が元気に回っている可愛らしい水辺の風景がある。
洒落た家並みが続く一角に石造りの教会が佇んでいる。質素な外見からは想像できないほど、内部の柱や壁には色鮮やかなフレスコ面が描かれており、金の装飾も施されている。

そして何よりこの町を有名にしているのが、毎週日曜日に開かれる「蚤の市」。 350もの店が参加するヨーロッパで3番目の大きい骨董市である。
1966年、とある骨董商がここで「市場」を開いたところ大盛況、以降アンティークの聖地として発展し、一年中開いている店もたくさんある。
代表的なところは、駅近くのル・、アンティーク・ヴィラージュVillage des Antiquaires de la Gareというビレッジなる一角もでき、常設の骨董街になっている。かなり専門化し、家具などはプロバンス家具だけを扱うという。
いまではこの町といえば、骨董市の代名詞といわれているほどだ。観光客だけではなく、プロのバイヤーも虎視眈々と掘出し物を求めて訪れるという。
20世紀になってプロバンスに居住する富豪や文化人、芸術家も多く、アンティークにもかなり掘り出し物が多く出回ることで知られている。
パリの蚤の市にはあまり掘り出し物が少なくなっているが、ここではまだまだ多く残っているという噂だ。
毎年9月の第一週の週末に行われる蚤の市はヨーロッパ中から多くの人が集まり、中には-プロの業者も少なくないというヨーロッパ最大のものになっている。

中心街は、通りが複雑に入り組んでいるので、インフォメーションセンターOffice de Tourismeで市内地図を入手するといい。Q

リル・シュル・ラ・ソルグ日曜市フォト

アクセス

鉄道

アヴィニョン~マルセイユ線(国鉄SNCF No9)
最寄駅はIsle Fontaine de Vaucluse。所要約20分。
駅はリル・シュール・ラ・ソルグの町の端。

バス

アヴィニョン~リル・シュール・ラ・ソルグ 所要約30分。
















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