イエール Hyeres
人口 約55000人
概要
市街はガポー川河口と地中海に面する。
プロバンスとコートダジュールの最南端の境目のジアン半島の付け根に位置する。
19世紀、地中海沿岸のイギリス人の避寒地として繁栄していったことからプロテスタント教会などが建築された。
ヴィクトリア時代の建物が残る。
年間300日は晴天が続く。
イエールの7000本あるヤシの木の街路樹と噴水は文化や歴史散歩にとてもいいところだ。
イエールの海岸線は39kmあり、プロヴァンス地方最南端である。プロヴァンス最古の気象台がある。
マスヨン広場
緩やかな坂の上の広場。
テンプル騎士団の塔があるサン・ブレーズ礼拝堂が建つ。
17世紀、クレモンフェランの司教によってこの地の出身者ジャン・バティスト・マスィヨンが選ばれたことを讃え、広場の名前が付いた。
広場の周りにはカフェやレストランが並び、夏はツーリストで混み合っている。
さらに坂を上がると、街を一望できる展望台に出る。
イエール諸島
イエールの自治体には、イエール諸島と、有名なジアン半島(Presqu'ile de Giens)が含まれる。
ジアン島は、本土と地中海の小島との間にある狭い海峡が海流で土砂が堆積し、半島状の地続きとなったものである。
イエール諸島は3つの島からなる。ポルクロール(フェリーで20分)、ポール=クロ、ルヴァン島が含まれている。
リル=ドール(iles d'Or、黄金の島)という通称はルネサンス時代に生まれ、数カ所ある灯台の光で結晶片岩が照らされて金色に見えたことに由来する。
アクセス
空路
パリ・オルリー空港Paris Orlyから
ツーロン・イエール空港Toulon-Hyeresまで1時間20分。
鉄道
パリ・リヨン駅 Gare de LyonからTGVの直通が数本あるが、ニース行きでツーロン乗継は頻度が高い。ツーロンからイエールまではわずか20分。
繁忙期はニース行きが鶏ずらかったら、マルセイユで乗り継いでもいい。
マルセイユ・イエール間は約1時間20分。
市内の交通
16のバス路線でビーチへは頻繁に出ている。