パリの交通機関の利用のポイント ●目的地を決めたら最寄り駅を探す。 ●路線図をみて最短ルートを押さえておく. ガイドブックや駅入り口の路線図を見て最短ルートを探し、乗換駅を覚えておく。 駅名が長いのでマップにマークを付けておこう。 反対方向の電車に乗らないように乗換通路内での行き先を記した案内標識をよく見て進む。 ●近郊はRERが便利だ。 ホテルがRERの駅に近い場合には、どこまでRERを利用するかその日の日程をしっかり立ててから出発する。 メトロとRERは料金が別になっている。目的地が徒歩圏内ならわざわざ乗り換えない方がいい。 ●路線バスも旅行者にわかりやすい。 沢山複雑に走っている路線バスの中には中心地の観光ポイントを通るルートも少なくない。 ホテルが近郊の場合にはバスが唯一の足になる。多くはターミナル駅前までのルートとなっている。近郊ルートは均一料金ではない。 ●メトロとバスにはカルネ(回数券)が便利だ。 カルネ(回数券)はメトロとバスどちらでも使える。 どちらの全線均一。 バスではカルネは買えない。1回券のみ、しかも釣り銭がもらえない。早めに最寄りのメトロ駅出札所や自動販売機で購入しておくといい。 RERはパリ市内区間はカルネが使えるが近郊へ1駅でも外れると出口で清算機で清算することとなる。 ●近郊はゾーン制 運賃体系はゾーン制になっていて、ゾーン1〜8まである。 パリ市内はゾーン1内にあるので均一。 近郊はパリから遠くなるに従ってゾーンが異なる。 チケットの種類 パリの市内区間はメトロもRERも路線バスも共通チケット。 RER、バスは市内を外れると追加される。 ●1回券 Billet:割高で不便。 1.50ユーロ,バスは釣り銭がもらえない ●カルネ Carnet(回数券);短期の旅行者には無駄が少なく最も使いやすい。 10枚1組で11.10ユーロ ●Ticket T+(チケ・テー・プリュス) メトロ、バス、トラムのうち2つだけ90分間なら何度乗り換えてもいいというものがお目にえしている●1回券とカルネがある料金は通常のものやりわずか高いだけ。 ●モビリス Mobilis(1日券)移動の多い向きにはお得。 ゾーン内のメトロ、RER、バス、トラムに1日乗り放題、 ゾーン1〜2用からゾーン1〜6用まで5種類ある ゾーン1〜2用5.60ユーロ ゾーン1〜3用7.50ユーロ ゾーン1〜4用9.30ユーロ ●カルト・オランジュ Carte Orange(ゾーン内共通定期券) 現在ナヴィゴ・デクヴェルトというICカードの新定期券に移行しつつある。 1週間、1ヶ月間、1年間がある。 新システムは日本のスイカやイコカに似ている。初めの発券手数料5ユーロ、写真1枚。ゾーン1〜2用からある。 長期滞在者には便利だ。 ●パリ・ビジット Paris Visite(外国人旅行者専用) 1,2,3,5日間有効の4種類。 ゾーン1〜3用1日券8.50ユーロ、3日券18.60ユーロ、5日券27.20ユーロ ゾーン1〜5用 ゾーン1〜8用 の3種類。 購入の際にパスポートが必要になる。 ●メトロMetro 14路線がある。 全線1区の均一料金 路線図 切符の買い方 出札窓口と自動発売機がある。 出札窓口は乗降客の多い駅にしかいない。早朝・深夜にクローズしているところもある。自動発売機は駅によってクレジットカードが使える新型のものもおかれている。 自動発売機はチケットの種類、枚数をインプットして料金が表示されてから料金挿入口の投入する。 改札 ICカード専用の改札と、切符を通して入る改札の2種類がある。 すべて無人改札で、日本のように自動的に開閉してくれない。 切符を差し込んだら体で強くバーを押し進んでいく。ガンとして動かなかったら、チケットが不適合になっている。 駅によっては、改札がホームごとに違う場合もあるので、自分が利用するルートがOKなのか標識で確認する。 とくにRERとメトロがある駅ではご注意。 入場した切符は出口を出るまではキープしておくこと。 時々、駅の乗換通路などで、検札を行っている。 切符がなければ、無条件でその場で罰金になる。 ホームへ向かう 何号線でどこ方面行きの電車に乗るのか、案内標識の号線の終点駅を見つける。 特に複数の路線が交差している乗換駅は構内が複雑なので早い流れにつられないで進む。 分岐する路線にご注意 7号線や13号線などパリ市内でもルートが分岐する路線がある。 次に入ってくる電車がどちら行きなのかをそれで確認してから乗車する。 電車のボディにブルーやイエローで表示されているが、行き先を確認しよう。 乗車 1号線と14号線は全てドアは自動開閉だが、その他は、ボタン式か取っ手を回転してドアを開けて乗るようになっている。ボタン式も回転式結構固いのでチカラを入れて作動させる。 ブザーが鳴り終わると同時にドアが閉まる。 (注意・警戒) 混んでいる乗車口に閉まる直前に乗り込んできて来る人間がいたらスリだと思え。 すかさずその人間に向き合って立つといい。 仲間がいたらすぐに日本語で声を出して伝えてあげよう。 車内 ワンマン運転なので車内放送などないので駅ごとに確認する。 網棚もない。 乗換Correspondance ホームに降りたら、オレンジ色のCorrespondanceの表示を見つけて、その通路に進む。 出口Sortie方面とは別の通路になっている場合もある。 乗換案内表示で乗換したいメトロの番号の表示を探す。 表示に番号が見当たらなかったら別の乗換口があると思え。 乗りたい番線の番号と終点駅を確認して、案内板にしたがって通路を進む。 いったん出口Sortieを進んで出てしまうと再度戻ってくることができない。 乗換通路が非常に長い場合がある。エスカレーターを使ったり、歩く歩道に乗ったりするところもある。Montparnasse-Bienvenueなど 出口 Sortie 出口には改札はない。 出口のドアを一度出てしまったら同じところから戻ることはできない。 出発と到着が全く反対側の駅もある。 駅にエレバーターが設置されているところは階段が非常に長いところと心得よ。 Cite,Abbessesなど ●RER CDG空港やベルサイユなど近郊へ行くときに便利だ。 A〜Eまでの5路線がある。 A線、C線などと表現する 各線とも終着駅が分岐しているので、行き先を確認して利用する。 A1とA3のように分かれている。駅のホームには次にくる電車がどちら行きか表示する。 メトロとちがって、乗車と下車の両方に改札がある。 行き先によって料金が異なる。 最後まで切符を持っていなければならない。 1等・2等がある。2等の切符で1等に乗車して検札が来ると罰金を科せられる。 駅の無人化が進んでいる。 改札は、ICカード専用の改札と、切符を通して入る改札の2種類がある。 メトロとの乗り換え メトロからRERの乗換、RERからメトロの乗換は、必ず乗換専用の改札を通る。 切符は、最初にメトロやRERに乗った時の切符をそのまま通せばいい。 ●トラム(路面電車) まだ限られた地区にしかないが、今後徐々に増えていく。 切符は停留所に設置されているが、小銭(釣り銭の出ない)しか使えないものが多い。 あらかじめカルネを用意しておいた方がいい。 電車のドアはドア近くのボタンを強く押して開く。どこのドアでも乗降できる。 カルネを入ってすぐの改札機に差し込んで改札する。 ●路線バス パリ市内と近郊まで行く路線を含め約60の路線がある。 ホテルが近郊になる場合には、早めにホテルでバス停の位置と番線を確かめておくといい。 パリ市内でも中心地の観光ポイントを通る路線もある。 渋滞区間では専用路線がある。 パリの道は一方通行が多いので往路と復路が違うことが多い。 メトロやRERより治安ははるかいいい。 運行は7時ころから20時30分ころまで。 限られた路線には深夜バス(ノクターンバス)もある。10〜15分間隔 日曜は運休している路線もある。 (乗り方) バス停にバスの路線番号が表示してある。 バスが来たら番号を確認する。 前ドア乗車 カルネ(回数券)を持っていなかったら1回券を運転手から購入する。釣り銭はない。 カルネの場合には運転手の近くの柱にある機械に差し込んでパンチを入れる。 奥へ進む 目的地停留所日近づいたら近くの停車合図のボタンを押すか、天井に渡してある紐を強くひいて合図する。 下車な中ほどのドアから。前のドアからも降りられる。 ●SNCF(フランス国鉄) 長距離線Grandes Lignesと近距離線Banlieueがあり、いずれもパリ市内の7つの駅から発着する。 近距離線の一部はRERと相互乗り入れしている区間がある。 TGVは全席予約制。 発着駅 チケットの購入 駅窓口と券売機がある。 フランス語のわからない人は窓口で行き先や1・2等の別、人数を書いたメモを見せた方が正確だ。 繁忙期には窓口が混んでいて時間がかかる。 券売機; 行き先、座席の等級、枚数をインプットして、決定ポタンを押すと料金が表示される。 紙幣を差し込むと必要枚数の乗車券が出てくる。釣り銭も出てくる。 クレジットカードの使える。 切符を買わずに車内で購入すると割高になっている。 改札 駅構内、ホームへの通路の始まる手前あたりにオレンジ色の刻印機があるので、乗車券を差し込んで刻印をする。 車内検察でこの刻印(日付印)がないと乗車券が無効になり、罰金を科せられてしまう。ユーレールパスなどのパスは刻印不要。 乗車 車両のドアは手動で開けるが、自動で閉まる。 どの駅も構内放送はなく、発車ベルもない。 定刻になるとゆっくり動きだす。 車内の座席にはReserveのステッカーがあるとことがある。すでに予約されているもの。Non Reserveとしてある席に座ろう。 ●ストライキ Greve 国鉄はストライキが日常的にあり、ほとんど時限ではなく終日ストで、朝始まっていると昼にか解決されることはない。あきらめてスケジュールの変更をした方がいい。 ストでも全面的ではなく、間引き運航の場合もある。TGVはほぼ予定通り運行されるということもある。 ●タクシー 「流し」はなく、交差点近くのTAXI看板で待つ。 多くは3人乗り(前席には乗せてくれない)。 週末の夕食時前後、雨天のときには極端に少ない。 ホテルのコンシェルジェやレストランで店を出る前に配車してもらうといい。 ドライバーには外国からの移住者が多いので言葉の行き違いが起きやすい。メモの書いて渡しておくといい。 基本料金だけでない。 (プラス)荷物個数、 駅構内待ち、日曜祭日・深夜早朝、 郊外・空港、 4人乗りなど。 チップは原則として不要だが、習慣として端数の小銭ほどをあげるようになっている。目安は3%。 ドアの開閉は自分でする。事情ではない。 ●長距離バス フランスは鉄道が発達しているため、国内線の長距離バス路線が限定的で、むしろヨーロッパ内の他国への直通バス路線が主流となっている。 (ユーロライン社) ヨーロッパの主要都市との発着。 (バスターミナル) パリ市の東部、環状道路(ペリフェリックPeripherique)沿い。 メトロ;3号線終点ガリエニGALIENIに直結している。 |